伊吹山

伊吹山は滋賀県と岐阜県の県境に位置する山です。横山岳・金糞岳・小谷山・貝月山・国見岳と共に伊吹山地を構成し、その中の主峰です。

標高は1377m、これは滋賀県では最高峰の山岳です。

古くから信仰の対象となりヤマトタケルにちなんだ伝承が残る霊峰です。

山域は琵琶湖国定公園に属し、日本百名山・新花の百名山に選ばれています。




伊吹山について・概要

古代の海底火山噴火によって形成された伊吹山は、石灰質の地質です。

石灰岩の天然フィルターの効果によって良質の湧き水ができ、伊吹山の山麓は湧き水の里としても知られています。

もともとは「神が宿る山」として霊峰とされていましたが、近代に入ると登山やスキーのメッカとなり、周辺のアクセス道路の整備がされて観光地として有名になっています。

日本で最も自生する植物の種類が多い山として、植物研究においての重要な山でもあります。

登山の人気シーズンは?

伊吹山の登山シーズンは非常に長く、3月の下旬頃から10月の下旬頃まで登山客が途切れることはありません。

花期が6ヶ月間もあり、天候も穏やかなので、登山・アウトドアを楽しむ人が常に往来しています。

紅葉もすばらしく、夏山とはまた違った涼しく落ち着いた印象があり人気があります。

冬には積雪期もありますが、この時期もまた冬の良さがあり、点在する観光施設を楽しみに多くの観光客が訪れます。

この山の魅力

伊吹山の魅力は、地質・地理的環境・天候などの理由で、非常に豊かな自然が保たれていることです。

オオバギボウシ・シシウド・ニッコウキスゲ・コイブキアザミ・ハクサンフウロなどの固有種を見ることもできます。

山頂はこれら植物の草原であり、低い標高にもかかわらず高山植物・亜高山植物まで自生しています。

薬草として用いられる植物も200種類以上自生し、古くから産業の一つとして利用されてきました。

見晴らしの良い広々とした草原を歩くのは爽快感があり、山頂から望む伊吹山地や伊勢湾の美しさにため息が出ます。

登山のレベル

伊吹山は初心者から上級者まで楽しめる山です。

山麓から頂上を目指す場合には、それなりの傾斜お距離があることから、体力・脚力が要求されます。

初心者の場合は9合目まで伊吹山ドライブウェイが開通しているので、ごく軽装備で登頂することが可能なので、安全で体力を使わずトレッキング感覚で伊吹山を堪能することができます。

ただし、夏の季節には、高い樹木がなく、直射日光を受けながら草原の山道を進むことになるので、熱中症などの対策が必要になります。

主な登山ルート

伊吹山は、日帰りで楽しめる登山ルートがたくさんあります。

様々な交通網を使って登山レベルを調整することもできます。

伊吹山登山口~山頂ルート

伊吹山登山口をスタートし、山頂まで直登します。

途中分岐などもなく合数を示す看板もあるので、迷うことはありません。

標高差1164m、総距離9.7㎞、所要時間6時間半になります。

伊吹山登山の代表的なルートです。

京極氏遺跡~山頂ルート

京極氏遺跡をスタートし、山頂までの直登ルートで進み、もと来た道を戻るピストンルートです。

標高差721m、総距離8.2㎞、所要時間4時間半になります。

樹林帯から山頂まで続く古道を進む、歴史を感じさせる登山ルートです。

冬山登山はできる?

伊吹山は冬季、厳冬期でも登山をすることができます。

標高は高くないものの、地理的な理由からかな理の積雪になります。

実は伊吹山は冬登山のメッカでもあり、日本アルプスの難易度の高い山岳へアタックする前のトレーニングとして利用されたりもします。

ただし、標高の低さや山道の穏やかさのために油断しがちですが、天候によってはかなり危険なコンディションになることもあります。

意外にも積雪量や1日の降雪量で世界記録を持っているのです。

バックカントリースキーのメッカでもあり、様々な目的の人が冬の伊吹山に訪れます。

山小屋情報

伊吹山には避難小屋もあります。

  • 伊吹山山頂の山小屋
  • 場所:伊吹山山頂1377m地点
  • 電話:0749-58-2227
  • FAX:0749-58-1197
  • 営業期間:4月中旬~11月中旬(要相談)

まとめ

伊吹山は、登山だけではなくハイキングやトレッキングをはじめ、スキーやグライダーなどのアクティビティでも有名です。

アクセス方法も充実しているので、高齢者の方から小さな子供まで家族連れで気軽に楽しめる山でもありす。

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