赤城山

赤城山は群馬県の中央に位置する火山です。オホーツクプレートに沿う"島弧型火山"であり、妙義山・榛名山と共に上毛三山の一つになります。

赤城山は中央部の巨大なカルデラの周囲をぐるりと囲む峰々の総称であり、「赤城山」という単体の山はありません。

群馬県の代表的な山でもあり、日本百名山にも数えられる名山です。




赤城山について・概要

関東地方でも有数の複成火山であり、頂上付近は荒々しい山容をしています。

最新の噴火でも800年以上も前ですが、気象庁は活火山にしています。

カルデラ湖と大小の湖沼があることから、非常に肥沃な土地であり、自然植物が豊かです。

最高峰は黒檜山の標高1828mで、駒ヶ岳・地蔵岳・長七郎山・小地蔵岳・鍋割山・荒山・鈴ヶ岳が連なります。

群馬・関東平野で有名な「からっ風」は、この赤城山から吹き下ろされる強風によるものです。

登山の人気シーズンは?

赤城山は残雪期と重なるように新緑や高山植物が芽吹き始めるという特殊な気候条件をもちます。

雪の残った5月初旬から紅葉の終わる11月いっぱいまでが人気の登山シーズンとなります。

冬の厳しい時期が比較的短いので、登山のタイミングを図るのも容易です。

この山の魅力

赤城山は自然豊かな山岳ですが、首都圏から100km程度の距離にあることからアクセスが楽です。

電車バスなどの公共機関や、マイカーで訪れる際にも広大な駐車場が整備されています。

岩場など難所とされる場所も少なくありませんが、それが逆にさらに標高の高い山へ登る前のトレーニングとしても最適なのです。

自然環境は亜高山帯特有の高山植物が素晴らしくクジャクチョウやヒメギフチョウなどの固有の鳥類もいます。

中央のカルデラ湖を中心に各峰を縦走する楽しさが多くの登山愛好家を惹き付ける最大の魅力です。

赤城山アクティビティの豊富なスポットとしても有名で、冬の時期にはスキーやワカサギ釣りなどの目的で多くの人が訪れます。

登山のレベル

赤城山の登山レベルは概ね中級です。

傾斜度は強くなりますが、最短距離で頂上に登れるルートも多くあるのでルート距離が短くなる傾向にあります。

また難所やあるものの、階段など整備された登山道がある箇所も多くあります。

頂上付近まで自動車道でアクセスすることも可能なので、標高の高い場所でのトレッキングも可能です。

主な登山ルート

赤城山は頂上の峰々を縦走することも可能ですし、自動車道に点在する登山口から最寄りの峰に最短距離で登ることもできます。

赤城山はリピーターも多く、1回の登山で1~2座の峰をじっくりと楽しむプランを立てる人も多いようです。

黒檜山~駒ヶ岳ルート

黒檜山登山口から原生林を抜けて最短距離で最高峰黒檜山に進み、そこから縦走して駒ヶ岳に抜けておのこ駐車場へ下山するルートです。

標高差1827m、総距離4.9㎞所要時間3時間半になります。

展望台下バス停~地蔵岳ルート

展望台下バス停の登山口から地蔵岳を目指し、大沼湖畔にある赤城少年の家に立ち寄り展望台へ進むルートです。

地蔵岳は新春にニッコウキスゲの群生が見られる景勝地です。

総距離3.5㎞、所要時間2時間半の短いルートです。

冬山登山はできる?

赤城山は冬登山も可能です。登山経験に自信がない人でも、電車バス・マイカーで頂上近くまでアクセスすると、一面の銀世界を見ることができます。

またもっと登山レベルの高い山へ登る前のトレーニングとしても赤城山はよく利用されます。

赤城山は難易度が低いわりに、カルデラやガレ場など火山特有の地形を持ちます。

安全な登山訓練の場としても人気が高いのです。

山小屋情報

赤城山に他の山と同じような山小屋はありません。

ただし、赤城少年の家という8名から利用できる宿泊施設があります。

緊急の際の避難場所としても施設の前庭は開放されています。

  • 赤城少年自然の家
  • 場所:群馬県前橋市富士見町赤城山1-2
  • 電話:0727-287-8227
  • FAX:なし
  • 営業期間:通年(要予約)

まとめ

群馬の名山赤城山は、火山特有の性質を持ちながらも初心者でも楽に登ることができるめずらしい性質を持っています。

これから本格的な登山を始めたい人、体力や登山経験に自信がない人でも荒々しい火山の山体と、美しい景観を楽しむことができる山です。

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