武尊山

武尊山は群馬県北部に位置する成層火山です。標高派が2158mと高く雄大な山容を持ち、日本百名山・新日本の百名山・花の百名山にも選定されています。

山の名称となる「武尊」は神武東征にまでさかのぼり由来しています。

江戸時代武尊山は修験道の霊場としても栄え、現在でも山麓には30にも及ぶ神社が点在しています。




武尊山について・概要

武尊山は剣ヶ峰、家ノ串、中ノ岳、沖武尊、西武尊、獅子ヶ鼻山、前武尊の七座のピークが連なり構成されています。

成層火山特有の広大な裾野を持ち溶岩流湿原と高原を有します。

山体の形成は非常に古く大規模な火山噴火があった痕跡を残します。

火山活動によって作られた深い谷間をあちこちに見つけることができます。

登山の人気シーズンは?

武尊山は新緑が始まる6月から紅葉のが色づく11月までが人気のシーズンです。

降雪もあり積もるので、各峰を縦走するルルートプランを実行するためには、夏場が適しているでしょう。

5月までは残雪も残り地盤も悪くなり事故が起こりやすい状態だといえます。

この山の魅力

武尊山登山の魅力は、頂上から眺められる7つの連なる稜線の素晴らしさです。

また火山活動によって作られた谷と湿原のために、手付かずの自然が残り、ツキノワグマの生息域としても有名です。

また地元に残る神武以来の歴史伝承が数多くあり、修験道として栄えた霊山の痕跡をあちこちで目にすることもでき、非常に神秘的な雰囲気を持ちます。

信仰の対象となる名称のつけられた巨石や岩場も多く難所もところどころに点在し、修験道の時代から用いられた鎖場もあります。

本格的な登山を好む愛好家なら数えきれないほどの魅力を感じるでしょう。

登山のレベル

難所の多い武尊山の登山レベルは高く、上級者向けだといえるでしょう。

平均者度も5.8度ほどあるので、強い脚力も必要とします。

鬱蒼とした自然の中を進むことになるので、突発的な事故も起こりやすいので、ある程度の登山経験があることが好ましい山です。

主な登山ルート

広大な面積を持つ武尊山ですが、原生林が多いことから登山口は少なめです。

どの登山口国道沿いにあるので、アクセスは悪くありません。

武尊神社駐車場~沖武尊ルート

武尊神社駐車場をスタートし、ダイレクトに沖武尊(最高峰)へ頭頂する最短のルートです。

登山口から須原尾根分岐へお進み、武尊沢を渡渉し頂上に向かいます。

そのまま沖武尊の頂上を周回してスタート地点で下山します。

標高差1352m、総距離12.2㎞、所要時間7時間になります。

オグナほたかスキー場駐車場~頂上縦走ルート

車でアクセスできるオグナ武尊スキー場駐車場から頂上を目指し、7つの峰を縦走するルートです。

武尊山のピークを踏破するためのルートですが、難所を避けることができるので、意外に登山レベルは高まりません。

標高差1375m、総距離12.8㎞、所要時間7時間になります。

冬山登山はできる?

武尊山は冬になるとスキーのメッカでもあり、頂上付近までリフトを使えるので、登山客も少なくありません。

沖武尊から見える雪をまとった稜線は絶景で、危険度・登山レベルは高まるものの、この時期に登る価値は十分にあります。

できるだけ岩場や難所を避けた登山プランを考えましょう。

山小屋情報

武尊山には頂上付近に山小屋があります。

長距離ルートが多くなるので、休憩所として覚えておくと良いでしょう。

  • 武尊旭小屋
  • 場所:沼田駅からバス、川場温泉入り口下車徒歩1時間半、標高1100m地点
  • 電話:0278-52-2111
  • FAX:0278-52-2333
  • 営業期間:通年(無人)

まとめ

原生林と岩場、渡渉ヶ所もある登山が難しい武尊山ですが、それだけに山頂まで行き着いたときの達成感は大きなものです。

登山前には十分な情報を収集し、必要な装備を用意してのぞむことをおすすめします。

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