羅臼岳へ日帰り登山へ行ってきたレポート【ウトロ側からの登山】

2018年7月12日に行った所を記事にしています。

なぜか羅臼岳に登りたい!この羅臼岳は東北海道の百名山の中で最も高くて最も難易度が高いと言われている山。ですが夏には多くの登山客で賑わいます。

難易度が高い山とは言われてはいますが、観光客など割とこの知床で一番登られている山は羅臼岳なのです。

私は体力的には問題なしと友人から太鼓判を押されていました。




いつ登る?どこから登る?羅臼岳

さて、一緒に行く人は見つけました。自分の体のケアも万端。あとの問題は天気です。やっぱり山は天気のいい日に登りたいですが、仕事があったり人と予定を合わせるとなかなかそうもいきません。

羅臼岳は大体毎年7月の第1日曜日に山開きが行われます。ただ、その前にも登っている方はたくさんいらっしゃいます。当初はその山開きの一週間ほど前に友人と休みを合わせて行く予定を立てていました。

しかし日が近くなってみるとなってみると天気はイマイチ。山の天候は変わりやすく、地上が天気が良くても山の天気は良くないなんてこともよくあります。この日は前日から予報も良くなかったので、早々に延期の判断をしました。翌朝、フタを開けてみたらそれほど荒れてはいなかったんですけどね。

というわけで、二度目のチャレンジは山開き後の7月12日に登ることに。ちょうど友人の同僚と、その友人も同じ日に登る予定にしていたということで、四人で登ることになりました。

あと、羅臼岳はコースが2種類あります。ウトロ側から登るコースと、羅臼側から登るコース。

登山客が多いのは圧倒的にウトロ側です。難易度もウトロ側の方が低め。初めてなので今回はウトロ側から登りました。でもいつかは羅臼側からも登ってみたいなぁ。

いざ、羅臼岳へ!!

登山口

予定日周辺は天気があまり良くない日が続く中、奇跡的に当日は晴れ!前日までは天気予報とにらめっこしながら肝を冷やしました。
朝5時、ウトロのコンビニで待ち合わせ。山頂で食べるおにぎりや行動食などを買って登山口を目指します。

登山口へ向かう途中も羅臼岳が見えています。ちょっぴり霧がかっている様子…下から見る分には幻想的でとっても綺麗でしたが、これから登るとなると…上からの景色は見えないか…?心配が残ります。

でもここまできたらもう引き返せない!笑 みんなで張り切って頂上を目指します!

登山口には「地の涯ホテル」というホテルがあります。登山の際にはそこの日帰り温泉客用の無料駐車場に停めることができます。が、夏は登山客が多くなるのですぐいっぱいになりますので注意。車はなるべく少なく、みんなで乗り合わせてから行きましょう。

ヒグマに遭遇!

車を停めて登山口へ行こうとすると、今車で通ってきた道からは一頭のヒグマがのそのそと歩いてくるではありませんか!!そう、ここ羅臼岳はヒグマの目撃も多い山なのです。私はこの登山口付近で別の日もヒグマに遭遇しました。

登山道でもヒグマに遭遇することはままあるそうです。北海道の山はヒグマの危険もあります。よーく対処法を学んでから入山することをお勧めします。

登山口には入山名簿が用意してあります。こちらにきちんと記入してから登りましょう。下山した時間を書くところもありますので、こちらも帰りに忘れずに記入すること!記入しないと下山してないと思われ、遭難と間違われてしまいます!

いよいよ山頂目指して出発。この日は暖かく、長袖を着ていると汗ばむくらいの気候でした。山は木が生い茂っていて比較的涼しい方ですが、それでも登っていると暑くなります。時々開けたところから景色を見ることができます。

水場・弥三吉水へ到着

知床五湖も少ーしずつ見えてきます。この辺りではまだ5つ全ては見えませんが…二時間弱で最初の水場、弥三吉水へ到着。ここでちょっぴり休憩。沢水はエキノコックスの恐れもあるため飲みませんでした。

まだまだ登山は始まったばかり。先頭を歩く人を変えながらみんなで歩いていきます。先頭は山歩きに慣れた人が歩いた方がいいと思いがちですが、先頭が一番楽だそうです。自分のペースで歩けますからね。羅臼岳は道もわかりやすいので間違える心配もないと思います。

弥三吉水からもう少し行くと極楽平。この少し手前からは羅臼岳の山頂が見えます。のはずですが…私達が見たときは雲の中…山頂の様子が心配です。。。頂上は真っ白かもね〜と諦めも…

銀冷水というこちらも沢の水汲みスポット。ここにら携帯トイレブースがあります。羅臼岳の登山は往復で大体8時間半くらいの山です。私は結局今回は使いませんでしたが、万が一のために、携帯トイレは持っておくべきですよ!(特に女性の方)携帯トイレの回収ボックスは下山後、木下小屋のトイレ横と地の涯ホテルのバイオトイレ横にあります!

大沢入り口の雪渓

大沢入り口の雪渓

そして銀冷水を超えると大沢入り口。ここは8月手前くらいまで例年雪渓が残る場所。私達が行った時ももちろんまだまだたくさんの雪に覆われていました。他の登山客の方々は皆さんストックとアイゼンを装備。サクサクと雪渓の中を進んでいきます。

が、私達は4人中3人がストックもアイゼンもなし。私以外の3人は登山も何度か経験者なのですが、私はほぼ初心者。ストックを一本借りました。雪渓の上は登山靴が滑る!そのままズルズルと下まで落ちてしまいそうで怖い!ですが、途中からは前の人たちがしっかり足を踏み込んで階段のようにしてくれていたので歩きやすく、なんとか上まで上がることができました。

私達が登っている時、雪渓の中を歩くキツネの姿を見ることができました。かわいい

羅臼岳

羅臼平までくるとかなり拓けていて開放感!そしてなんと!かかっていた雲が徐々に取れ始めてきました!今日はもうダメだと思った!奇跡!!羅臼の頂上がこの羅臼平に来てしっかりと見えました。頂上まではあと少しです。

ここからはハイマツ帯を歩いていきます。ハイマツは地を這うように生えるマツ。とても背が低い木です。そしてこのハイマツの実がクマは大好物。私達が登山した時はまだ食べごろではありませんでしたが、ここも気をつけなければならない場所です。

羅臼岳

ここまでの道中もこの季節はたくさんの高山植物が咲いていました。ハイマツ帯のあたりには北海道では有名なコケモモも。私が登ったときは花だったので実は食べられませんでしたが、実がなっている季節は登山中のおやつにもなるそうですよ☆食べたい!

羅臼岳登頂!

羅臼岳登頂

頂上付近は岩山 になります。すっかり緑はなくなりゴツゴツとした岩を登っていきます。これが結構なクライミング。登りはいいけど下りが怖そう…ともう帰りが心配になります。。。ボルダリングが趣味なので、登りは楽しかったですけどね!

頑張って岩山 を超えるとそこはもう頂上!着いたーーー!!

1661m。数字にすると大したことないけど、本州でいう3000m級の山に匹敵すると言われています。がんばった、私!!

心配していた天気もとっても良くなったので、山頂からの景色も最高でした!

羅臼岳の頂上からはもうなんでも見えちゃいます知床五湖や横断道路に知床峠、自然センターやウトロの町も。天気が良かったので網走の方までうっすら陸を確認することができました!

羅臼側は残念ながら雲がかっておりましたが、国後島の爺爺岳はみることができました。

しかもこの日はかなり暖かい!山頂でも上着を着ずに済むくらいだったので、かなり山頂でのんびりしちゃいました!

ただ、混んでる時期は次々に登山客の方が来るので状況によっては長居は控えましょうね。山頂でのおにぎり、とっても美味しかった〜!ただのコンビニのおにぎりだけど!

頂上ではアマツバメがたくさん飛んでいます。そして、高山にも住むかわいこちゃん。エゾシマリスにも会えちゃいました!ここまでの疲れも吹き飛ぶ出会いでした。

三ツ峰岳まで足を伸ばす

羅臼岳登頂!通常ならあとは下山するのみですが、羅臼平まで下りてそこから縦走路の三ツ峰岳まで足を伸ばしてみることにしました。

三ツ峰岳は羅臼岳に隣接する山なので羅臼平から往復1時間くらい。とっても近い!縦走路の、一歩入ってみると不思議!羅臼岳の登山口では見なかった花々がたくさん咲いていました。もう斜面にたくさん!まるでお花畑!こんなに近くなのに咲いてる花が全然違う!とびっくりしつつも違う楽しみがあって楽しい〜

縦走にも興味がありますが、装備もそれなりに必要だし、縦走するとなったら最低でも一泊、通常二泊しなければなりません。やはりクマが住むこの山に泊まるのはなかなか勇気がいります…でもいつか!

三ツ峰岳でも座り込んでのんびり。人は誰もいませんてました。でも羅臼岳頂上ではあんなり晴れていたのに三ツ峰岳では靄がかかり羅臼岳を臨むことはできませんでした。残念。

いざ、下山!

さて、ここから本格下山です。帰りの大沢の雪渓はズルズル滑りながら下りていきます。これも楽しみの一つ!

でもストックがないときは注意!ストックがないとブレーキがきかないのであまりスピードを出しすぎると飛び出た岩に激突!大怪我します。

そんなケガにビビりながらゆっくりゆっくり雪滑りを楽しみます(笑)羅臼岳は雪渓があることで難易度も高いと言われていますが、雪渓がある方が楽だとも言います。

雪渓がないと谷間になっていて岩もゴツゴツ飛び出た場所もあるので登るのは結構大変だし時間もかかるそうです。下りるのももちろん歩いて行かなくてはなりませんが、雪渓があるとこのように滑り下りることができるので、体力も温存しつつ、時間も短縮できます。何より楽しい。

雪渓の残る早めの時期に来るのがおススメです。

帰りも同じルートで、後半はトイレも我慢しつつ登山口まで帰って来ることができました。

まとめ

羅臼岳は難易度の高い山だということもあり、かなり疲れました。

さらに周りは体力のある登山経験者たち。ついていくのもやっと、といった感じでしたが、景色も良くて最高でした!次はいつ登るか…分かりません!

ですが、登山客も多いですし、なかなか遭難する心配はない山かと思います。人が周りにいるだけで1人でも登りやすい山ではないかと思います。

ですが、シーズン初めと終わりかけは人が少なくなりますので注意。人が多くてもクマが出るときは出ますので気をつけてくださいね!

2018年7月12日に行った所を記事にしています。

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