丹沢

文丹沢山地は神奈川県と山梨県にまたがる山地です。秩父山地やその周辺の山岳と合わせて「関東山地」と呼ばれることもあります。

東西に40㎞、南北に20㎞という広大な面積を持ち、西の裾野は富士山にまで続きます。

最高峰は1673mの蛭ヶ岳で、塔ヶ岳・丹沢山・檜洞丸と複数のピークを有し、このうち丹沢山が日本百名山に選定されています。




丹沢について・概要

山体は断層性で非常に深い谷があり、沢登りの愛好者に人気です。

関東大震災によって大きく山体が崩れ、ガレ場が点在していることで山腹は荒々しい印象があります。

塔ヶ岳・丹沢山・檜洞丸を結ぶ稜線のあたりは濃霧がかかりやすく、多湿気候です。

そのためブナやミズナラといった背丈の高い樹木で森林化されています。

動植物が繁殖しやすい環境で、シカやイノシシ、ニホンザル、カモシカや鳥類、昆虫類などで豊かな生態系を形成しています。

登山の人気シーズンは?

丹沢山地の人気登山シーズンは、春の新緑の季節から夏の花期、10月中旬の紅葉の期間になります。

花の開花時期に合わせて登る方が多く、カメラを持参した登山者で山は賑わいます。

標高は1600級と、中級山岳ですが平均気温は低く積雪期は意外に長く、3月の下旬頃まで雪が残ることもあります。

丹沢山地の面積が広大なため、ビュースポットは数多くあり、人気が分散するために人気のシーズンであっても過度な混雑を感じることはないでしょう。

この山の魅力

丹沢山地は丹沢大山国立公園と神奈川県立丹沢大山自然公園に部分的に指定され、手厚い保護がされています。

それによって守られた美しい風景地こそが、丹沢山地の魅力だと言えます。

山麓のみをトレッキングで軽く楽しむ方法から、本格的な宿泊登山をする方法まで様々な楽しみ方ができる多様性も丹沢山地が多くの方に愛される理由でもあります。

山道には鎖場やヤセ尾根など、沢渡り箇所など危険度の高い難所も存在します。

また、丹沢山地の尾根から眺められる富士山は絵画のように美しく壮大で、その光景を見ることを目的にこの山に登る登山者も多くおられます。

登山のレベル

丹沢山地の登山レベルは、頭頂を前提にプランを立てた場合には上級者向けだといえます。

広大な面積があり、しかも山容ばなだらなため、登山ルートが長くなる傾向にあるからです。

登山技術よりも体力面のレベルが要求される山だともいえます。

宿泊しながら時間をかけて登るのに適した条件です。

主な登山ルート

丹沢山地は広大な面積があるので、登山ルートは絞りきれないほど存在します。

ここでは、山地を形成する「丹沢山」を拠点とした登山ルートを挙げています。

塩水橋~丹沢山頂周回ルート

塩水橋をスタートし、天王寺尾根分岐を通り、丹沢山頂に登頂。

天王寺尾根分岐まで戻って稜線上を周回しスタート地点でゴールします。

標高差1507m、総距離13.1㎞、所要時間6時間半になります。

丹沢主脈縦走ルート

大倉をスタートし、小草平、茅場平を通り塔ノ岳で1泊目。

2日目は丹沢山を目指し蛭ヶ岳へと縦走、地蔵平、八丁坂ノ頭を経由して焼山から西野々でゴールします。

標高差2373(登り)、総距離23.8㎞所要時間12時間半程度になります。

冬山登山はできる?

丹沢山地は冬山登山も比較的安全です。

積雪はまばらで「白銀の世界」とはならない年もあるようですが、尾根から見える雪に覆われた富士山は絶景です。

冬登山はテント泊を楽しむ登山者が多いですが、丹沢山地はほとんどが国立公園内に属するため、テントを設置できる場所は限られているので注意しましょう。

山小屋情報

丹沢山地には18戸もの山小屋・避難小屋があります。

営業小屋も多いので、先に問い合わせてから利用しましょう。

  • みやま山荘
  • 場所:丹沢山山頂
  • 電話:0463-81-8662
  • FAX:なし
  • 営業期間:通年

まとめ

広大な面積を持つ丹沢山地は、まず目的地とルートを絞り込むことからプラン設計を始めます。

周辺道路も整備されていて首都圏からのアクセスも抜群に良いので、気軽に登山・トレッキングを楽しめる山です。

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