飯豊連峰は越後山脈の北側に連なる山群です。山形県・福島県・新潟県の3県にまたがって位置する非常に大きな山脈であり、最高峰は大日岳です。

飯豊山頂には神社があり、古くから修験道の聖地としても知られています。

非常に険しい山体をしており、荒々しい地形も飯豊連峰の特徴です。




飯豊連峰について・概要

飯豊連峰は7つの岳が稜線上に連なる壮大な外観を有し、最高峰の大日岳は2128mです。

飯豊連峰は豪雪地帯としても有名で、山はその恩恵を受け中腹に広大な広葉樹林があり、高山植物も豊富です。

雪解けの豊富な水資源があり山道には渡渉を必要とする沢があります。

残雪が作る大雪渓は東北地方の山岳で最長ともいわれています。

登山の人気シーズンは?

飯豊連峰の登山シーズンは新緑の始まる5月下旬から10月までが人気です。

夏場は開花時期によってそれぞれ咲き乱れる花畑を見ながら登山できることが魅力。

本州の山岳としては残雪期が長いのも飯豊連峰の特徴です。

あえて春先を選んで登山をすると比較的温かい気温の中で雪山を楽しむことができるでしょう。

この山の魅力

修験道に用いられた山岳の特徴として、かなり荒々しい岩場などもあり本格的な登山をしたい上級者の支持も集めています。

固有種は少ないものの、植物は豊富でブナの森と合わせて非常に魅力的な自然環境です。

古くから修験道の聖地として栄えたことから山小屋をはじめとする施設が多いのも登山者にとってはメリットです。

全てではありませんが、いくつかの岳は比較的近い距離にあり、頂上にたどり着いてから稜線伝いに縦走する楽しみもあります。

登山のレベル

飯豊連峰の登山レベルは、概ね上級となります。

荒々しい形状の三体だということと、登山口から頂上までにかなりの距離があることがその理由です。

また飯豊連峰にある沢は深くえぐれた状態で、渡渉に苦労することでも難易度が上がります。

技術・経験ももちろんですが、とにかく体力の必要な山だということです。

主な登山ルート

飯豊連峰は魅力たっぷりの山ですが、やはり最高峰の大日岳は踏破したいものです。

各峰に登頂する様々なルートもありますが、ここでは大日岳を経由するルートをいくつか挙げておきます。

飯豊本山ルート

林道終点登山口をスタートし、横峰を通過、切合小屋で宿泊し、飯豊本山から大日岳を目指し御西小屋で2泊目、そこから横峰まで戻り下山するルートです。

合計2泊3日となります。

標高差3140m、総距離33.2㎞、所要時間合計は19時間半程度になります。

実川ルート

実川ゲートをスタートし湯ノ島小屋で1泊目。

2日目は月心清水を抜けて稜線を縦走し大日岳を目指し御西小屋で2泊目。

3日目は飯豊本山を目指し峰秀水から横峰を通り下山します。

標高差3136m、総距離32.8㎞、所要時間合計は21時間半になります。

冬山登山はできる?

麓から山頂までの距離が遠く、山道も険しい飯豊連峰は頂上経由の登山はどのシーズンでも過酷です。

冬登山に挑む人もいますが、山岳部やかなりの上級者が多くを占め、決して軽い気持ちで登れるような環境ではありません。

しっかりとした登山プラン、高い登山技術と経験、最大装備が必須なので、そういったことがクリアできている人なら是非アタックしてみましょう。

山小屋情報

飯豊連峰には頂上付近に5つの山小屋があります。

宿泊することが必須となるため、山小屋を軸にプランを立てることも大切です。

  • 飯豊山避難小屋
  • 場所:飯豊山神社近く
  • 電話:0241-38-3831
  • FAX:0241-38-3899
  • 営業期間:通年(7~8月、9~10月管理人在駐・ただし金・土・日・祝のみ)
  • 御西避難小屋
  • 場所:御西岳三差路付近
  • 電話:0254-92-3330
  • FAX:0254-92-0081
  • 営業期間:通年7~8月管理人在駐
  • 三国岳避難小屋
  • 場所:三国岳山頂
  • 電話:0241-38-3831
  • FAX:0241-38-3899
  • 営業期間:通年(7~8月、9~10月管理人在駐・ただし金・土・日・祝のみ)

まとめ

飯豊連峰は海から50㎞しか離れていないため、この地方独特の特異な気候を持ちます。

日帰りのできない長期ルートなるので、天候に伴うルートファインディングを徹底することが大切です。

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