朝日連峰は新潟と山形をまたぎ、越後山脈の北部に位置する山塊です。大朝日岳から伸びる稜線のことを一般的に朝日連峰と呼びます。

かなりの豪雪で知られ、夏場でも残雪が見られます。原生林と渓谷を有する自然豊かな連峰です。




朝日連峰について・概要

朝日連峰は、主峰である大朝日岳を中心に障子ヶ岳・以東岳・西朝日岳など、10個の峰が連なります。

山の中腹までは広大な広葉樹林、上部には落葉低木林、頂上付近の高山帯にはハイマツが群生します。

朝日連峰の多くのエリアが磐梯朝日国立公園に選定され、ニホンカモシカやニホンツキノワグマ、イヌワシやはやぶさなどの動物101種類の保護区ともなります。

季節風の影響が強い豪雪地帯としても有名で、それほど高くない標高とはうらはらに自然条件がかなりハードな山ということでも有名です。

登山の人気シーズンは?

朝日連峰はかなり平均気温が低く、そのため登山シーズンも6月中旬から10月中旬までと短めです。

残雪期が長く、他の山に比べると登山開始もスロースタートになります。

東北日本海側の特徴で偏西風による気候変動が独特なので、一般的な気候の常識とは外れるので注意が必要です。

人気のシーズンでも天気の乱れには注意してプランを立てましょう。

この山の魅力

朝日連峰登山の最大の魅力は、なんといっても各峰を縦走できることです。

この稜線の美しさこそが登山愛好家たちの人気を集める最大の理由だといえます。

また日本海からほど近く、頂上から佐渡ヶ島を一望できるのも朝日連峰登山の醍醐味です。

自然環境はかなり保護されているので、山岳植物が好きな人の興味も強く引きます。

登山のレベル

朝日連峰には比較的初心者の登山者も訪れるようですが、天候の移り変わりが激しくルート距離的にも長いので中級~上級者向けと捉えるのが無難です。

日帰りで踏破できるルートもありますが、本格的登山として挑まれる場合には1泊2日が基本です。

それなりの装備・経験・技術が必要な山です。

主な登山ルート

朝日連峰は南北60km、東西に30kmもある峰の集まりです。

また各峰を縦走することに登山の醍醐味がありますので、選択するルートも距離が伸びがちです。

ここでは1泊2日を前提としたルートを挙げています。

ハナヌキ峰~大朝日岳ルート

古寺鉱泉駐車場をスタートし、ハナヌキ峰分岐を通り大朝日岳、小朝日岳を経て鳥原山を抜けるルートです。

1日目は大朝日岳の山小屋で宿泊します。

標高差1944m総距離19.3㎞合計移動時間11時間弱となります。

朝日鉱泉~大朝日岳~祝瓶山ルート

朝日鉱泉をスタートし、鳥原山を経て大朝日岳山頂から祝瓶山に抜けるルートです。

かなりの数の峰を縦走するので、朝日連峰登山の醍醐味を味わえます。

1泊目は大朝日岳手前の山小屋になります。

標高差3286m、総距離33.9㎞、移動時間は19時間となる上級者ルートです。

冬山登山はできる?

朝日連峰は豪雪地帯でもあり、夏と冬では状況が一変します。

冬登山に訪れる上級者もおられますが、山全体に道標も少なく遭難の危険性はかなり高いと認知しておかなけらばなりません。

ルートファインディング能力に長けた上級登山者か、同程度の同伴者を伴い、完全な装備でのぞむことをおすすめします。

山小屋情報

朝日連峰にはいくつかの山小屋があり、どれも自由に宿泊することができます。

ただし営業小屋ではないので寝具や食料は利用者が持参する必要があります。

  • 大朝日小屋
  • 場所:大朝日岳頂上北直下
  • 電話:0237-62-2139
  • FAX:0237-62-4736
  • 営業期間:通年(7月上旬~10月中旬まで管理人在駐)

まとめ

東北日本海側の雄大な越後山脈の最高峰大朝日岳を有する朝日連峰は、厳しい自然環境を持つ山です。

特異な気候が登山の難易度を高め、そのために遭難・事故・ケガの報告が後を絶たないということにも留意して綿密なプランを立てていどみましょう。

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