木曽駒ヶ岳

木曽駒ヶ岳は長野県の山で、中央アルプスの最高峰です。標高は2956m、山名を略して「木曽駒」という別称もあります。

木曽駒ヶ岳は複数の峰を持ち、木曽前岳・中岳・伊那前岳・宝剣岳などこれらを含めた総称としても「木曽駒ヶ岳」が使われることもあります。

古くから信仰の対象となり、現在でも山頂には駒ヶ岳神社奥宮があります。

日本百名山・新日本百名山・花の百名山にも選定されています。




木曽駒ヶ岳について・概要

木曽駒ヶ岳は中央アルプスの北側に位置し、丸みを帯び穏やかな山容をしています。

山腹には濃ヶ池・駒飼ノ池や千畳敷カール、極楽平では高山植物をはじめとした豊かな自然環境を持ち、希少な動植物であふれます。

山の中腹あたりまでは深い針葉樹林に覆われ、上部の森林限界地帯ではハイマツ帯が広がります。

交通が整備されアクセスが良く、千畳敷までロープウェイで登ることができます。

木曽駒ヶ岳の千畳敷駅は、日本で最も標高の高い場所にあるロープウェイ駅です。

登山の人気シーズンは?

木曽駒ヶ岳は積雪期はそれほど長くありませんが、夏山も短いという3000m級の高山らしい気象傾向を持ちます。

登山人気の最盛期は、6月の中旬kら8月の中旬頃。

高山植物に花がつく頃に、かなりの数の登山客が訪れます。

また中腹あたりの紅葉も御嶽山の名物の一つで、千畳敷カールの紅葉は見ものです。

この山の魅力

木曽駒ヶ岳の第一の魅力は、3000m級の標高から見られる大パノラマです。

晴天の日には南アルプスの峰々や富士山が見られ、登山の醍醐味を味わうことができます。

また、山腹では豊かな自然が育まれ、千畳敷カールや濃ヶ池付近では希少な動植物を見ることもできます。

エーデルワイスや固有絶滅危惧種種のヒメウスユキソウが自生し、チングルマ・ミヤマキンバイなどが群生している様子が見られます。

ニホンカモシカやキツネなどの姿を登山途中に見ることができるのも、この山の魅力の一つです。

登山のレベル

木曽駒ヶ岳の登山レベルは概ね上級者向けだと言えます。

ロープウェイなどの交通を利用すると、かなり高い場所から登山を開始させることはでき、比較的山道も整備されているようですが、森林限界を超えた頃から山道は険しくなります。

北部側は比較的穏やかな山道が続き、南東のカールがある部分は切り立ったような形状になります。

岩山でガレ場が目立ち傾斜も徐々にきつくなるので、それなりの脚力が必要になります。

主な登山ルート

木曽駒ヶ岳の登山ルートは、大別して4つの登山口からアプローチすることができます。

選択するルートによって、要求される登山レベルにも違いがあるのでプランを立てる際には熟慮が必要です。

千畳敷~木曽駒ヶ岳ルート

千畳敷をスタートし、乗越浄土→宝剣岳へと進み、木曽駒ヶ岳へ縦走します。

帰りはもと来た山道を戻るピストンルートです。

標高差471m、総距離3.9㎞、所要時間4時間になります。

桂小場~縦走1泊2日ルート

桂小場をスタートし、馬返し→大樽小屋→胸突八丁ノ頭を経由し西駒山荘で宿泊。

2日目は濃ヶ池分岐を経て木曽駒ヶ岳へ登頂、宝剣山荘→乗越浄土と縦走し、千畳敷でゴールします。

標高差1939m、総距離12.3㎞、所要時間8時間半になります。

冬山登山はできる?

木曽駒ヶ岳は冬山登山をすることも可能です。中央アルプスの冬山はかなり降雪量も多いですが、上級者レベルの登山者にとっては国内で本格的な冬山を経験できる場所として人気があります。

延々ラッセルを続けて歩く必要がありますし、山頂付近の岩山はかなりの危険度があります。

高い登山技術を持った登山者でも滑落の危険性があることを承知した上でアタックしましょう。

山小屋情報

木曽駒ヶ岳にはたくさんの山小屋・避難小屋が設置されています。

  • 頂上木曽小屋
  • 場所:木曽駒ヶ岳山頂西直下
  • 電話:0264-52-3882
  • FAX:0264-52-2969
  • 営業期間:4月下旬~5月上旬、6月下旬~10月31日

まとめ

中央アルプスの名峰である木曽駒ヶ岳は、初心者から上級者まで登山が楽しめる3000m級の高山です。

北アルプスの同等の山岳と比べると、交通や山道、山小屋といった登山に関する設備が充実していることも登山人気が高い理由です。

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