岩手山

岩手山は文奥羽山脈の北部に位置する、岩手県で最も高い成層火山です。奥羽山脈の中心部分からはかなり距離があるため、独立峰と思われることもあります。

そのため山容全体のフォルムが明確で、頂上に積雪のある時期にはかなりの存在感を放ちます。

南東から望むと長い裾のを有していて、その奥に奥羽山脈があわせ鏡のように続く壮大な景色です。




岩手山について・概要

岩手県のシンボルでもある岩手山は、標高が2038mあり、日本百名山にも選定されています。

春の雪解けの季節に頂上に鷲の姿に見える文様が浮かびだすことから「巖鷲山(がんじゆさん)」という別名も持ちます。

岩手山は古くから信仰の対象であり、山のいたるところに石像や神社・祠などを見つけることもできます。

頂上にはぽっかりと火山口とカルデラがあり、火口湖も見られます。

成層火山特有の荒々しさと見事な景観が、多くの登山愛好家を惹きつける人気の高い山です。

登山の人気シーズンは?

岩手山の人気の登山シーズンは6月から10月下旬まで。

車でのアクセスもよく駐車場も多く完備されているので、最盛期には混み合います。

植物の開花期を狙って登山タイミングを計画する登山者も多くいます。

岩手山は多少歩くのが難しくなる場所もありますので、体力・経験に自信のない人は夏場のシーズンを狙うといいでしょう。

この山の魅力

非常に自然豊かで混合樹林が大きく、カタクリの群落は見ものです。

合ごとに植物の生息域が明確に違い、それぞれが群生し圧倒的な景観を演出してくれます。

また複式火山であることから頂上付近の地形もよく、外輪に沿って峰が連なり展望も最高です。

火山が好きな登山愛好家にとっても魅力の多い山だといえるでしょう。

登山のレベル

岩手山は信仰の対象になっており、古くから地元住民との密着度の高い山ですが、登山を目的にする場合かなり難易度は高くなります。

選択するルートやシーズンによっても違いますが、上級者レベルだと思っていいでしょう。

標高も高く歩行距離も長くなるので、登山経験・知識・体力ともに高いものが要求されます。

主な登山ルート

岩手山の登山ルートは多く、組み合わせることによってさらにバリエーションが増えます。

たいていは日帰りでもおさめられる程度ですが、7時間~9時間弱は必要となるので、イレギュラーや天候には留意しておくことが大切です。

焼走りルート

岩手山の東側にある登山口から頂上を目指すルートです。

難しい岩手山登山のルートの中では比較的難易度が低いルート。

同じルートを往復することで危険度を下げます。

標高差1493m、距離13.5km、所要時間は7時間程度です。

馬返し登山口ルート

馬返し登山口から頂上に向かい、そこから切通し分岐・姥倉分岐と山頂をづたいに進み、山越えをする形で反対側の網張登山口でゴールします。

岩手山の最高峰地点の景色をたっぷりと味わえる上級ルートです。

標高差1780m、距離16.3km所要時間は8時間40分となり健脚を要求されるルートです。

冬山登山はできる?

岩手山は冬登山も可能で、夏場の人気シーズンほどではないものの登山客は訪れます。

岩手山は本州の最北端であり2000m級の山ですから、冬山の危険度は一気に高くなることは角度しておきましょう。

東側からスタートする柳澤ルートを使うなど、して少しでも危険度を下げられるプランを立てましょう。

車を利用して少しでも歩く距離を短くうするなどの工夫も必要です。

山小屋情報

岩手山は登山レベルの高い山ですので、避難小屋の位置は確認しておいたほうがいいでしょう。

頭頂付近の避難小屋を挙げておきます。

  • 平笠不動避難小屋
  • 場所:焼走りコース屏風尾根分岐
  • 電話:0195-74-2111
  • FAX:0195-74-2102
  • 営業期間:通年(無人)

まとめ

登山愛好家に人気の高い奥羽山脈の中でも、最も高く険しいのが岩手山です。

毎年事故や遭難が2000件以上も報告されている難しい山なので、装備・リサーチはもちろん、あらゆ事故回避策を整える努力が必要です。

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