火打山

火打山は新潟県に位置する山で、標高2461mの山です。山域は妙高戸隠国立公園に含まれ、頸城山塊では最高峰になります。山容は緩やかな稜線を持ち非常に雄大です。

日本百名山・花の百名山に選定される自然あふれる山です。

はるか昔には山岳信仰が行われてきた歴史があり、十一面観音が2体発掘されています。




火打山について・概要

火打山は付近に火山が多いことから同系の山だと考えられてきましたが、後の調査で火山ではないことが判明しています。

主峰とその横に影火打という峰があり、火打ち石に形が似ていることが山名の由来になっています。

標高2000地点に湿原と池があり多彩な植生が豊かです。

新潟県内では珍しいライチョウの生息域にもなっており、自然環境の良さがうかがえます。

残雪が溶ける頃には、頂上はハイマツに覆われ、山麓からみると完全に緑で覆われた状態になります。

北東には矢代川の源流域になっています。

登山の人気シーズンは?

火打山は5月中旬から9月までの夏山と9月初旬からはじまる紅葉の季節が人気のシーズンです。

紅葉が終わる頃と交差して積雪期に入るので、秋の登山は天候に気をつけておく必要があります。

夏場の高山植物の最盛期には、多くの登山客が訪れて賑わいます。

この山の魅力

火打山は矢代川の源流があることで、沢が点在しかなり深い緑に包まれた山です。

また湿原と池があるなど水資源が豊富で、複雑な生態系が存在します。

いたるところに木道がサポートされていて、山道の整備も行き届いています。

生きた森林の中を、マイナスイオンを感じながら進めるのも火打山の大きな魅力だといえるでしょう。

このエリアでは最高峰の標高を持ちますので、当然頂上からの展望は素晴らしいものです。

登山のレベル

火打山の登山レベルは選択するルートによって初級者から上級者まで様々です。

近年急速に人気が高まり、宿泊登山を楽しむ方も多いようです。

標高が高く登山ルートも長距離になる傾向にあるので、無理をせずに宿泊してしまうほうが体力的にも楽になるでしょう。

主な登山ルート

火打山の登山ルートは、南東にそびえる妙高山のルートにつながるため、バリエーション豊富です。

妙高山から火打山へと縦走される方も多くいます。

笹ヶ峰~火打山1泊2日ルート

妙高山へも登れる笹ヶ峰からスタートし黒沢橋から富士見平、高谷池ヒュッテで1泊します。

翌日、天狗の庭から火打山頂上を目指し、杉野沢橋から笹ヶ峰へ戻るルートです。

標高差795m、総距離23.2㎞所要時間13時間半になります。

笹ヶ峰~火打山~妙高山1泊2日ルート

笹ヶ峰をスタートし、富士見平を進み、火打山に登頂します。

天狗の庭を経由して高谷池ヒュッテで1泊目。

翌日、大倉乗峠を越え妙法山北峰・南峰へ登頂し富士見平、笹ヶ峰へと戻りゴールします。

標高差2359m、総距離24.1㎞所要時間14時間半になります。

冬山登山はできる?

火打山一体は冬登山も可能です。

ただし、この一帯は豪雪地帯になっているので、雪深い真冬に登ることは上級者以外はおすすめできません。

火打山は比較的なだらかな地形をしていますが、総距離も長く雪山での登山プランは難しくなります。

火打山の冬に訪れる方の多くは残雪期です。

雪は残っているものの、極寒の時期を外せるので、いくらか危険度は下がるでしょう。

真冬の銀世界を体験したいのであれば、かなりの装備と経験が必要になります。

山小屋情報

火打山には複数の山小屋があります。

1泊2日のルートプランのときなどには必須になりますので、必ずチェックを忘れずに。

  • 高谷池ヒュッテ
  • 場所:火打山南東2㎞、高谷池畔
  • 電話:0255-86-6000
  • FAX:0255-86-6639
  • 営業期間:4月中旬~11月初旬まで

まとめ

火打山は2461mという標高がありながら、比較的登山レベルが低く登りやすい山です。

頸城山塊への縦走などを含めると、かなりのルートバリエーションがあり、数泊するプランを立てることで周辺の山茂同時に楽しむことができます。

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