後方羊蹄山

後方羊蹄山は北海道道央の南側、後志地方に位置する成層火山です。北海道の山岳らしく、非常に美しい佇まいが特徴で、日本百名山にも数えられています。

外観が富士山に非常に似ていることから「蝦夷富士」と称されることもあり、1969年の地図改訂の際に「羊蹄山(ようていざん)」という呼び名が一般的になっています。




後方羊蹄山山について・概要

後方羊蹄山は成層火山であり、最も最近の噴火でも1000年前となります。

ただし噴火物から構成された柔らかい地層のためか、時折土砂災害に見舞われることもあります。

火山活動によって形成された溶岩ドームが湖化した火口湖が有名です。

周辺には希少な高山植物も多く「後方羊蹄山高山植物帯」として天然記念物として保護されている美しい火山湖です。

後方羊蹄山の一部は支笏湖洞爺湖国立公園の中に位置しています。

頂上には周囲5km、深さ200mにも及ぶ火口があり、その周辺にさらに2つの火口が見られます。

登山の人気シーズンは?

後方羊蹄山の登山シーズンは6月~9月上旬までが最適です。

冬場になるとマイナス17℃にまで冷え込むことがあるので、夏場とは異世界に変貌します。

平均気温が極端に低いため、本州の3000m級の山岳にアタックする装備・技術が必要とされています。

北海道の山らしく登山適切期が短いですので、夏場はかなりの登山客で賑わうことになります。

この山の魅力

後方羊蹄山には100種類もの植物130種類の野鳥、または固有動植物も見られます。

登山愛好家をはじめ写真撮影を目的とした来訪者も多く、それもこの山の大きな魅力の一つだといえるでしょう。

また前述したように頂上にある火山口は踏破したときの最大の楽しみの一つ。

後方羊蹄山のある支笏湖洞爺湖国立公園には、洞爺湖・支笏湖など美しく有名な湖もあり登別温泉・ニセコ温泉も観光スポットとして魅力ある存在です。

後方羊蹄山は名水の地であることも有名です。

登山のレベル

後方羊蹄山は、トレッキングやハイキングなどのコースもありますが、本格的に頂上を目指す場合には上級レベルです。

距離的にも長くなりますが、とくに問題となるのは「傾斜」です。

頂上を目指すためにはそれなりの体力が必要となるので、自分のレベルをしっかりと把握しておく必要があります。

厳寒の冬場はさらに登山レベルも高まることは当然です。

主な登山ルート

後方羊蹄山は周囲が広大な平地であることから、山へのアクセスがよく様々な登山コースがあります。

倶知安(比羅夫)コース

羊蹄登山口からスタートする最も難易度の低いルートで、日帰りでも十分です。

ただし距離的に16.1kmと長めのために、それなりの脚の強さは要求されます。

標高差1668m、所要時間は9時間半となります。

真狩りルート

羊蹄自然公園入り口からスタートするのが真狩りルートです。

5合目辺りから徐々に傾斜がキツくなり、岩場と森林帯に苦労させられることもあります。

標高差1715m、総距離は14.5kmです。

冬山登山はできる?

後方羊蹄山はスキーのメッカでもあり、冬登山も年々増えつつあるといいます。

地理的に人里が近くにあることも、どこか安心材料となるのかもしれません。

ただし冬はかなり冷え込み天候も荒いので、他の山と同様に十分な危機意識を持つことが大切です。

後方羊蹄山の冬はソロ登山は厳禁です。

山小屋情報

後方羊蹄山には宿泊することが可能な避難小屋があります。

倶知安ルートと真狩ルートとの中間地点に位置し、非常に利用者が多くいます。

  • 羊蹄山避難小屋
  • 場所:北海道虻田郡ニセコ町
  • 電話:0136-23-3388
  • FAX:なし
  • 営業期間:6月中旬~10月中旬(常駐管理人有り)

まとめ

見どころの多い後方羊蹄山は、北海道でも人気の山です。

北海道の中でも登山口までアクセスのしやすさが魅力で、大きなグループでの登山客が増えつつあります。

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