八ヶ岳・赤岳1泊2日登山レポート【横岳/中岳のコル/阿弥陀岳】

登山をはじめて憧れている山が4つあります。北アルプスの槍ヶ岳、立山連峰、劔岳、そして八ヶ岳の赤岳です。

北八ヶ岳は登りやすく、北横岳や蓼科山には登山入門で行きましたが、南八ヶ岳の赤岳は1泊2日以上必要です。

登山をはじめて2年、ようやく挑戦する自信がつきました。

今回は名古屋に住む山仲間と宿泊先の赤岳鉱泉で合流し、八ヶ岳の最高峰である赤岳を目指しました。




登山データー

1日目は、唐沢鉱泉から入り、硫黄岳・横岳を縦走し、下山して赤岳鉱泉に宿泊しました。

2日目は、赤岳鉱泉から阿弥陀岳・赤岳を縦走し、美濃戸口に下山しました。

  • 登山日付:2018年5月3日~5月4日
  • トータル時間:約19時間46分
  • トータル距離:32.9㎞
  • 休憩時間:約2時間30分
登山日付 2018年8月5日
天候 晴れのち雨
最低気温 7.7℃(硫黄岳山頂)
最高気温 14.9℃(硫黄岳山頂)
トータル時間 約10時間 ※休憩:約2時間
ルート 唐沢鉱泉(5:00)・・・夏沢鉱泉(7:00)・・・オーレン小屋(7:50-8:10)・・・硫黄岳(9:30-10:30)・・・横岳(11:50-12:40)・・・行者小屋(14:20)・・・赤岳鉱泉(15:00)【泊】
登山日付 2018年8月6日
天候 晴れ
最低気温 7℃(赤岳山頂)
最高気温 14.2℃(赤岳山頂)
トータル時間

9時間※休憩:1時間

ルート 赤岳鉱泉(6:30)・・・行者小屋(7:10)・・・中岳のコル(8:10)・・・阿弥陀岳(8:40-9:10)・・・中岳のコル(9:30)・・・赤岳(11:00-11:40)・・・行者小屋(13:00)・・・美濃戸山荘(14:30)・・・美濃戸口(15:10)15:25発

服装・持ち物

  • ザック::zero point(55L)
  • シューズ:MAMMUT
  • 服装:半袖、長袖のインナー、長ズボン
  • レインウェア上下
  • フリース
  • ダウン
  • 靴下
  • 2日目の着替え
  • ゲイター
  • キャップ(防水)
  • 帽子(ニット)
  • ネックウォーマー
  • 手袋(防寒用の薄手のものと防水用の厚手のもの)
  • 水のいらないシャンプー
  • 汗拭きシート
  • 化粧品+化粧品落としシート
  • 行動食(じゃがりこ1個、チーズおかき、ドライオレンジ1袋、ドライマンゴー1袋、クッキー、黒糖、カロリーメイト1個、塩タブレット)
  • 飲みもの2L
  • バーナー(ガス缶は現地調達)
  • 1日目の朝食(おにぎり2個)
  • 1日目昼食(カップラーメン)
  • 2日目の昼食(カップカレー)

赤岳はどんな山?

赤岳

赤岳は、長野県茅野市、南佐久郡南牧村、諏訪郡原村、山梨県北杜市にまたがる八ヶ岳連峰の最高峰です。

標高2899mの日本百名山で、酸化鉄による赤い岩肌をしている姿から赤岳という名前になったそうです。

山頂は360度の展望で、今回の縦走路である硫黄岳や横岳、同じく百名山の蓼科山などの周辺の山から、北アルプスの山々や富士山も見渡すことができます。

赤岳までのルートは通常の登山ルートからバリエーションルートまで様々あるので、初級者から上級者まで楽しめる山です。

また、周辺にある小屋は通年営業なので時期によって異なる姿を見せる八ヶ岳を1年中楽しむことができます。

(2020年は新型コロナの影響で11月まで休業。)

初級者も楽しめるといっても、いちばん易しいルートでも累積標高が約2000mあり、ハシゴやクサリがあります。

ただし、ハシゴやクサリがある部分は一部分で(コースタイムは上りで1時間半程度)、その他はゆるやかな登山道です。

1泊する必要がありますが、宿泊先の赤岳鉱泉や行者小屋は山小屋のなかでもきれいな小屋です。

また山頂近くに頂上小屋という名前の小屋があるので、初級者は1日目:赤岳鉱泉or行者小屋泊、2日目:頂上小屋泊の2泊3日プランでもよいかもしれません。

今回宿泊した赤岳鉱泉は、お風呂もあり夕食にものすごくやわらかくて美味しいステーキが出るということで、大人気の小屋です。

登山口までの交通手段

上り口が唐沢鉱泉、下り口が美濃戸口だったので、高速バスの毎日アルペン号を使いました。

赤岳鉱泉や行者小屋の宿泊とセットになっているプランもあります。

宿泊先の赤岳鉱泉は仲間の分と2人分で予約したので、行き帰りのバスのみ予約しました。

  • 【行き】前日23:00竹橋発→5:15頃唐沢鉱泉着
  • 【帰り】2日目15:25美濃戸口発→新宿西口着
  • 計13000円

宿泊先

ルート的にも時間的にも行者小屋のほうが便利でしたが、今回の目的のひとつに「赤岳鉱泉に泊まってステーキを食べる」があったので、赤岳鉱泉に泊まりました。

赤岳鉱泉と行者小屋小屋の宿泊予約はHPからできるので大変便利です。

赤岳鉱泉・行者小屋HP

料金は2食付きで10000円です。

ほかの山小屋よりは若干高めですが、設備や食事を考慮すると納得のいく値段だと思います。

行者小屋も同じ価格です。

1日目:たどり着くまでが難儀な登山口

唐沢鉱泉

初日は唐沢鉱泉~オーレン小屋(所要時間:170分)

唐沢鉱泉には、予定していた時間より早く5時前に着きました。

下りたのはたった数人。

ここはマイナールートか・・・?

ひとがいないと焦るらへんがまだまだ初級者ですね 。

駐車場ではなく道端に下ろされた感じなので、朝ごはんを食べたりゆっくり準備したりする場所はなく、とりあえず歩き始めることにしました。

歩き始めたのはわたしだけ。

それもそのはず、停留所の唐沢鉱泉から歩いて2時間30分先の桜平という所まで駐車場が4箇所もあります。

車で硫黄岳や横岳に行くひとには便利ですが、車ではないひとにとっては不便なルート。

しかし高速バスは唐沢鉱泉止まりです。

なぜここからスタートしたかというと、ひとえに美濃戸口をピストンするのが嫌だったから。

果たして一緒に下りた数人はどこに向かったのだろうか・・・?

いまも解けない謎です(でもよくある)。

最後の駐車場がある桜平までの2時間半は、車が通れることからお察しの通り舗装道路です。

何も面白いことはありません。

この時間でも車が何台か通るので、その度に端に避けながら「いいなぁ~乗せてってほしいなぁ~」と思いつつとぼとぼ歩きました。

ソロでも自然の音を感じたいので音楽は聞きませんが、舗装道路だしいいやと思い、音楽を聞きながら(歌いながら)歩きました。

「山と高原地図」によると、桜平までのコースタイムは2時間半でしたが、1時間半程度で着きました。

桜平

桜平から夏沢鉱泉までは約15分で到着。

ここで朝ごはんにしました。

それとようやく化粧をしました(苦笑)

先ほどまでは誰一人歩いていなかったのに、夏沢鉱泉は結構賑わっていました。

泊まり組と車組でしょうか。

夏沢鉱泉からはようやく登山道になりました 。

登山道

まったくイメージはなかったのですが、八ヶ岳は苔がとてもきれいです。

あとから調べてみると、北八ヶ岳の白駒池周辺の苔が有名なようです。

が、夏沢鉱泉からオーレン小屋までの苔も、青々しくて瑞々しく、もののけ姫の世界に迷いこんだかのようでした。

晴れた朝、小川の音に癒されながら歩くことができてとても爽快でした。

苔に癒されながらオーレン小屋に到着。

ペースも悪くないので、まだ全然疲れていませんが20分ほど休憩を取りました。

オーレン小屋からが本格登山ー急登が続く

硫黄岳

オーレン小屋~硫黄岳(所要時間:80分)

今までの道は、舗装道路だったり苔むす森だったりしたので、オーレン小屋がようやく登山口という感じです。

山びこ荘

オーレン小屋から20分ほどで山びこ荘がある夏沢峠に到着。

山びこ荘のバックに見える岩山は、今までの苔むす森とは雰囲気が全く違います。

マップを見ると、硫黄岳は写真左側の岩山のほうっぽい。

事前に山の形を調べないので、硫黄岳はあんな岩々した山なのかとここではじめて分かりました。

山びこ荘からは急登です。

樹林帯を15分~20分ほど進むと、一気に景色が開けました。

なんか日本じゃないみたいだ、かっこいい!

一気に冒険感が増しました。

結構な急坂で休み休み登っているひとも多かったです。

爆裂火口壁

急登を登りきると出てきました、爆裂火口壁!

ますます増す冒険魂。

このとき、山の景色で癒される登山ももちろん好きですが、わたしは登山にわくわくドキドキの冒険心を求めに来ているのだと自覚したのです。

爆裂火口壁からはあっという間に山頂です。

ルート以外何も事前情報を入れていないので、岩々した山頂の広さに驚きました。

わたしの中ではジュラシックパークの世界でした(見たことない)。

登ってきた直後は半袖でしたが、風ですぐに身体が冷えます。

記念撮影の前に防寒対策が大切です。

硫黄岳山頂からは、晴れていたら赤岳がよく見えるそうですが、残念ながら雲が多く見えませんでした。

雲の流れが半端なく早くて、雲が切れて青空が見えたと思ったらあっという間に雲がかかったりの繰り返しでした。

思ったより早く着いたので、長めの休憩です。

山頂をウロウロ散歩しました。

滑落注意!視界不良の時は慎重に

硫黄岳

硫黄岳~横岳(所要時間:80分)

1時間ほど山頂でぼんやりしてから横岳を目指して出発しました。

横岳は硫黄岳よりちょっとだけ高いのですが、いきなり大きく下ります。

硫黄岳

下りきって硫黄岳を振り返ったときの写真です。

かなり急な下りだったことが分かります。

山びこ荘から登ってきた分だけ下ったような気がします。

クサリが出てきて、端が切れている道が続きます。

とはいえ、道幅もあるし足元もきちんとしているので安心です。

ここらへんからは完全にガスってしまいました。

ガスっているときのクサリ場は特に注意が必要です。

特に山頂である奥ノ院の手前が、岩場を登る際に滑落に気をつける必要があります。

冬場にここで滑落して亡くなったひともいるようです。

人で詰まっていて写真は撮れませんでしたが、クサリやハシゴはしっかりしているので、慎重に行けば問題ないかと思います。

山頂

横岳山頂に到着したものの、ガスっていて何も見えず。

晴れていれば、硫黄岳から見るよりもっと近い赤岳が見えていたはず・・・

雨が降りそうな空でしたが、お腹が空いたのでお昼ごはんのカップラーメンを食べました。

横岳山頂はかなり狭いです。

今回は1組3人以外に休憩しているひとがいませんでしたが、5~6人でいっぱいになってしまうくらいの広さです。

横岳山頂での休憩はおすすめできません。

今回はひとが少ないのをいいことに50分ほど休憩。

横岳もテキサス州(行ったことない)を思わせる岩山っぷりですが(イメージ)、岩の間のわずかな土に根を生やすたくましい花たちを見つけました。

急坂の地蔵尾根は注意

地蔵尾根

横岳~赤岳鉱泉(所要時間:140分)

たっぷり休憩していたらいよいよ雨が降ってきそうだったので、赤岳鉱泉を目指し出発。

ガスっていますが、これから歩く道が先々まで見えているのは安心です。

左右は切れていますが、登山道はしっかりしています。

地蔵尾根

地蔵尾根手前の少し狭い道です。雨が降ってたら滑って危ないです。

地蔵の頭までは高低差はほとんどありませんが、地蔵の頭から行者小屋まではかなりの下り坂です。

ちょうどしとしとと雨が降り始め、やがて本格的に降ってきました。

なのでここから赤岳鉱泉まで写真はありません(泣)

地蔵尾根から行者小屋までは約1時間。ここはストック必須です。今回持ってこなかったことをかなり後悔しました。

途中でハシゴがいくつか出てきます。

登山道自体は整備されていますが、雨の急坂はとにかく慎重に。長い長い1時間でした。雨は強まるばかり。行者小屋を通過し、先を急ぎます。

行者小屋から赤岳鉱泉は整備された林道でとても歩きやすいです。

行者小屋を越えたところでようやく雨が上がりました。

行者小屋

上がったとたん、結構な青空に。

こんなに変わるか、八ヶ岳。

そして1日目の宿泊場所、赤岳鉱泉に到着です!

1日長かったけど、途中雨に降られてしまったけど、楽しかったという充足感に溢れていました。

仲間が先に到着していてすでにビールを飲んで待っていました。

チェックインはしてくれていたので、さっそく雨でグショグショな服を着替えてお風呂に直行です 。

山小屋で、しかも雨の日にお風呂に入れるのは本当にありがたいです。

八ヶ岳農場 アイス

お風呂上がりに名物(?)のアイスを食べてのんびり。

夕陽を眺めて至福のときです。

夕食のステーキ

そして今回、赤岳鉱泉に泊まった最大の理由。夕食のステーキです!

一人一人鉄板に乗ったステーキが配膳され、旅館みたいでした。まさか山小屋でステーキが食べられるなんて・・・!

ステーキではない日もあるようなので、内心ドキドキでした。

やわらかくてかなり美味しかったです。

今まで泊まった山小屋のなかでも3本の指に入ります!!

ちなみに、この日は結構混雑しており、布団は0.7人分くらいでした(多分マシなほう)。

水は無料でいただけます。

赤岳鉱泉はMAMMUTとコラボしており、赤岳鉱泉でしか買えないMAMMUTグッズもあります。

また、非売品ですが、山小屋のスタッフさんがしているMAMMUTのエプロンはめちゃくちゃかわいいです(欲しい・・・)。

2日目は行者小屋で荷物をデポ

行者小屋で荷物を預かってくれます。1日目にあらかじめデポする荷物を分けておくと楽です。

2日目:阿弥陀岳まで急登続き、ペース配分をしっかり

阿弥陀岳

赤岳鉱泉~阿弥陀岳(所要時間:130分)

2日目の行程は長いので朝6時30分頃に出発です。

赤岳鉱泉から行者小屋までは1日目に歩いていますが、きちんと整備されていて歩きやすいです。

行者小屋で必要のない荷物をデポしてすぐに出発。

行者小屋から中岳のコルは急登です。

樹林帯

前半は樹林帯ですが、開けてからは直射日光が当たりかなり暑いです。

しかし展望は抜群です。

ちなみに、「山と高原地図」では行者小屋から30分くらいのところに水場マークがありますが、水場は発見できませんでした。

ようやく中間の中岳のコル。

阿弥陀岳と赤岳の真ん中です。

中岳のコルでひと休みして阿弥陀岳を目指します。

中岳

なんたって中岳のコルから阿弥陀岳まではさらに急登。

さらにザレているのでかなり登りにくかったです。

これが何時間も続くと辛いですが、たった30分です。

富士山

富士山も見えて、眺めはかなりよいです。

山頂の展望を想像すると、ザレた急登も何のその。

阿弥陀岳登頂

そして阿弥陀岳登頂!

標識はちょっと見づらいですが・・・

阿弥陀岳登頂

道中で見えた富士山はもちろん、北アルプスが一望できます。

あまりにも気持ちよくて、山頂でしばらくボーッとしていました。

ただし、ここでの休憩時間が後ほどあれほど焦らされることになるとは・・・

赤岳へ登り返しはストックがマスト

【阿弥陀岳~赤岳(所要時間:140分)】阿弥陀岳からいったん中岳のコルに戻ります。

ザレた道は、上りより下りのほうが危険です。

ストックがあれば、両方使うと安心です。

阿弥陀岳から下っていると、後ろから駆け下りて来る若いお兄さんが。

挨拶したことをきっかけになんとなく話しながら一緒に下ることに。

赤岳鉱泉でステーキを食べたというと、「運がよかったね!サンマのときもあるんだよ~」と。

お兄さんのおすすめの山は白馬岳で、「一回はぜひ行ってみて!」とのことでした。

行きたい山って、登ったときに遠くに見えた山や、山で出会ったひとから薦められる山が多いです。

人にも山にも出会えるのが登山ですね。

中岳のコルから赤岳はきつい登り返しです。

中岳山頂

中岳のコルから10分ほどで中岳山頂へ。

「中岳」というだけあって、主張が小さな山頂でしたが一応記念撮影。

文三郎分岐

中岳のコルから30分くらい登ると、文三郎分岐に到着しました。

ここからゴツゴツした岩道が続きます。

クサリも出てきますが、滑落箇所があるわけではないので、慎重に登れば問題ないです。

分岐から山頂までコースタイムは40分ですが、すれ違いや混雑で結構待つので、コースタイムは余裕を見る必要があります。

私たちは団体さんにぶつかってしまい、1時間かかりました。

待ち時間、あまりにも暇すぎて撮った写真です(笑)

眺めが良いので、こういうときはイライラせずゆっくり景色を見て待ちましょう。

順番待ちしていたハシゴ

順番待ちしていたハシゴ。

垂直のように見えますが、足場は意外としっかりしています。

ようやく赤岳登頂!青空が広がり、達成感が半端ないです。

展望も素晴らしかったのですが、「あの赤岳についに来た!」という感動が大きかったです。

山頂は広くないので写真を撮ったらすぐ交代です。

赤岳

山頂にあるご立派な祠。右手のものが赤嶽神社の小祠。左手のものが山梨県の宗教法人が建てたもののようです。

なので、手を合わせるなら右手の祠に。

ちなみに、写真に写っている側は裏です。表側に行くには足場の悪い所を回り込んで往く必要があるので注意です。

山頂から赤岳頂上山荘の間らへんが広くてごはんが食べられる場所です。

素晴らしい景色を眺めながらカップカレーを食べます。

ここで、重大な事実が判明。帰りのバスは15時25分発。下りのコースタイムは230分。

現在時刻11時過ぎ。そんなにゆっくりしている場合でもない・・・

とはいえ、せっかく来た憧れの赤岳の山頂。

行者小屋からはほぼ平坦な道だから少しは巻けるだろうということで、40分ほど滞在しました。

ちなみに、山頂に来るまではかなり暑かったですが、山頂はかなりの強風です。

岩山の下りは慎重に

【赤岳~美濃戸口(所要時間:230分】

文三郎分岐までは、来た道を下ります。

これから山頂に向かってくる人とのすれ違いに注意です。

分岐のあとの文三郎尾根は少しずつ下っていくにつれ緑が増えていきます。

階段の箇所も多く、整備されています。

文三郎尾根

不鮮明ですが、文三郎尾根でウリボウに出会いました。初めて見ましたが、かなり可愛かったです。

のんびりしている場合ではないのにたっぷり写真を撮り、行者小屋まではコースタイム通り1時間半かからないで帰ってこれました。

時間がないので休憩はなし。デポした荷物を受け取って、小走りで出発です。

ウリボウ以外で下りで撮った唯一の写真です(笑)

下りは時間がないことが多く、ゆっくり写真を撮る時間がいつもないような気がします(反省)。

行者小屋から美濃戸山荘までは樹林帯の中を小走りでしたが、美濃戸山荘から美濃戸口までは舗装された道路です。

時間があれば、美濃戸山荘で一息いれるのもいいですね。

行者小屋からはアップダウンはあまりないのにあまり巻くことができず、いよいよ時間がなくなってきました。

美濃戸山荘からの舗装道路は出せる限りのダッシュで下山後の達成感も何もなかったですが、バス出発の15分前になんとか到着しました。

ギリギリセーフでした。

まとめ

最後は相変わらずのバタバタ登山でした。まだまだタイムキーピングのスキルが足りないようです。

八ヶ岳最高峰の赤岳は、急登やクサリ、ハシゴはありますが、2000メートル級の山を何度か登ったことがあるひとならチャレンジできる山だと感じました。

登山だけでなく、山小屋のリッチなごはんも楽しみにできるのも嬉しいポイントです。別のルートや冬の時期にも登って見たいと思いました。

聳え立つ赤い岩々と素晴らしい展望は、何度でも登りたいと思わせる魅力がありました。