霧島山

霧島山は宮崎県と鹿児島県の県境に位置する火山群の総称です。別称が多くあり、霧島連山・霧島連峰・霧島山地・霧島火山群などとも呼ばれることがあります。

霧島山は23もの火山が群集する山で、最高峰は韓国岳の標高1700m、標高1574mの高千穂峰が次鋒となります。

今なお活発な火山活動を繰り返し、常時観測火山に指定されます。

日本百名山及び日本百景の一つ。

ジオパークにも選定されています。




霧島山について・概要

霧島山には爆裂火口が点在し、複数の火口湖があります。

三体の複雑さのレベルは世界的に見ても希少な存在です。

山腹・山頂ともに豊かな植生があり、日本初の国立公園「霧島錦江湾国立公園 」に選定されています。

霧島山は古くから山岳信仰がさかんで、神話の天孫降臨の舞台と言われる高千穂峰も有名です。

修験道は天台宗やや真言宗と変遷がありますが、広義での霧島信仰は民衆にまで深く根付いています。

登山口にもなる山麓の国道沿いに霧島神宮の神楽殿があり、多くの参拝客が訪れます。

山麓には温泉が湧き、一大観光地として知られています。

登山の人気シーズンは?

霧島山は一年を通じて登山客・参拝客が途絶えませんが、雪解けの終わった3月の初旬ころから徐々に登山客が増えはじめ、夏山で最盛期となります。

また山麓の霧島神社は、毎月かなりの数の祭祀が執り行われており、それによって一時的に登山客が増減します。

霧島山は高山植物をはじめとする自然景観も素晴らしく、希少植物が花畑をつくる時期にも、山道に登山客があふれることがあります。

この山の魅力

霧島山登山の魅力は、なんといっても生きた活火山ならではの荒々しい雰囲気を体験できるところです。

また、切り立つ岩壁や岩場・火口湖やキレット・高原など、火山ならではの地形・山体はマニアな登山者の心を捉えて離さないほど。

また山頂には高い樹木が少ないことから展望も良く、霧島連峰の各峰はもちろんのこと、巨大な火口湖が一望できることも霧島山ならではです。

御池・大浪池などの火口湖は静寂の中に神秘的な雰囲気を持ち、ビュースポットとして外せません。

日本の中でもトップクラスに降雨量が多い地域でもあり、植生が豊かでミヤマキリシマやドウダンツツジなどの広大な群落も植物好きの登山者には大きな魅力です。

山麓の観光地化が進んでおり、温泉やスポーツレジャーなどの施設が多いことも、多くの登山客を集める理由だと言えるでしょう。

登山のレベル

霧島山の登山レベルは概ね初級向けです。

山道は穏やかな傾斜で一般登山道では難所と言われポイントもほとんどなく、高度に整備されています。

また、山頂近くのえびの高原や大浪池まで車やバスでアクセスすることができ、登山ルートを短縮することもできます。

山頂からスタートして山麓まで下りながらビュースポットを見て行くこともできます。

トレッキング程度の軽装でも安全に登山を楽しむことができるのです。

主な登山ルート

霧島山にはいくつかの登山ルートがあります。

見どころが多い山なので、めぐりたい場所から逆算してルートを選択するのも良いでしょう。

えびの高原バス停~韓国岳ルート

えびの高原バス停をスタートし、五合目を経由して韓国岳へ直登、大浪池周辺を周回し韓国岳避難小屋からえびの高原バス停に下りゴールします。

標高差715m、総距離11㎞、所要時間4時間になります。

大浪池登山口バス停~韓国岳ルート

大浪池登山口バス停をスタート、大浪池へ登頂し周回してから韓国岳へ縦走します。

もと来た登山道を戻り大浪池登山口バス停でゴールします。

標高差760m、総距離8㎞、所要時間4時間半になります。

冬山登山はできる?

霧島山は冬登山を楽しむことができます。

厳冬期には九合目あたりから氷点下になりますが、積雪量はそれほど多くないのが普通なので、凍結やぬかるみでの転倒にだけ注意をすればよいでしょう。

軽アイゼンやスノーシューズ・ピッケルなどがあれば問題なく登頂することができるはずです。

山小屋情報

霧島山には山小屋・避難小屋・山荘があります。

登山そのものは初心者向けですが、活発な火山であることから、突然危険な状況になることもあります。

登山前には場所だけでも確認しておくと安心です。

  • 韓国岳南壁避難小屋
  • 場所:大浪池登山口から徒歩1300m地点
  • 電話:099-286-3005
  • FAX:099-286-5580
  • 営業期間:通年(無人)

まとめ

ジオパークにも選定される、世界的に価値が認められている霧島山は、大地の生命と息吹を感じながら登山が楽しめる貴重な火山です。

九州のみならず全国的に見ても知名度が高く、登山愛好家なら登っておきたい山だといえるでしょう。

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