乗鞍岳

乗鞍岳は長野県と岐阜県にまたがって位置する山岳です。剣ヶ峰・烏帽子岳・大丹生岳など23峰の総称で、広大な裾野を広げる北アルプスの代名詞ともなります。

乗鞍岳は活火山であり、乗鞍火山帯の主峰となります。

標高は3026m、剣ヶ峰が最高峰です。

日本百名山・新日本百名山・信州百名山・ぎふ百山などに選定されています。

山域は中部山岳国立公園に指定されています。




乗鞍岳について・概要

乗鞍岳は本州を日本海側と太平洋側に二分する分水嶺でもあります。

山容は非常に穏やかで北アルプスの山岳特有の荒々しさはありません。

乗鞍岳は火口湖やガレ場なども多く、山頂部分は活火山らしい佇まいがあり、多くの峰が立ち入り禁止の規制が行われています。

古くから山岳信仰の対象としても栄え、平安時代には山伏が修験道場として山道を行き交っていたようです。

登山の人気シーズンは?

乗鞍岳は一年中人が絶えることがなく、残雪期にもなると人気シーズンが始まり、6月下旬の夏山にピークを迎えます。

一般的な登山目的では7月から9月中旬が気候的にも最適です。

乗鞍岳にはたくさんのアクティビティがあり、新緑や高山植物を見にトレッキングで訪れる人も多く、また春と夏の残雪スキーも人気です。

この山の魅力

乗鞍岳は広大な面積の中に火口湖も点在し、豊かな自然を育んでいるところが大きな魅力です。

ライチョウやカモシカなどの特別天然記念物の鳥獣も多く、高山帯・亜高山帯の植物の一大繁殖域ともなり、夏場の登山に咲き誇るお花畑や点在する湖沼の辺りを歩くと幻想的な印象すら受けるほど。

さらに下方には山麓には3000ヘクタールの森林帯が広がります。

山腹の東側には乗鞍高原が広がり観光地として人気があります。

乗鞍高原にある「乗鞍三滝」と呼ばれるは落差40m、滝幅15mという壮大なスケールで見るものを惹きつけます。

また、中腹まで乗鞍エコーライン・乗鞍スカイラインが通じていることで、アクセスも抜群。

冬場にはスキー場として、また自転車レースが毎年開催されるなど、豊富なアクティビティがあることも魅力的です。

登山のレベル

乗鞍岳の登山レベルは概ね初級だといえます。

斜度も穏やかで、山腹の至るところに交通機関でアクセスできるため、軽装備でのトレッキング感覚でも安全に登山を楽しむことができます。

初心者でも登れる3000m級の山岳ということも人気の理由なのです。

主な登山ルート

乗鞍岳は登山口も多く、複数の登山ルートがあります。

どれも日帰りで、ごく短時間で踏破できるルートばかりです。

畳平~剣ヶ峰ルート

畳平をスタートし、肩ノ小屋を経由、乗鞍岳剣ヶ峰へ頭頂します。

帰りはもと来た山道を引き返すピストンルートです。

標高差393m(登り)総距離5.9km所要時間3時間半になります。

畳平~富士見岳~乗鞍岳ルート

畳平をスタートして富士見岳分岐へ登り、肩ノ小屋を通過して乗鞍岳に登頂。

位ヶ原山荘を通り三本滝へ下り、三本滝バス停でゴールします。

標高差1422m(下り)壮挙る11㎞、所要時間6時間半になります。

冬山登山はできる?

乗鞍岳は冬登山も可能です。

幕営できる場所もあるので、冬キャンプを楽しんだりスキー登山をする登山客も多くいます。

ただし、夏場とは違ってアクセスが少し難しくなります。

夏山ではバスが運行され頂上付近までアクセスすることができますが、冬山では山麓から歩いて登る必要があるので、その分登山レベルは高くなります。

また、乗鞍岳は安全な山とされていますが、天候が崩れてしまうとやはり危険です。

フル装備でのぞみ、GPSを携帯してできればパーティで登山されることをおすすめします。

山小屋情報

乗鞍岳には複数の山小屋・避難小屋があります。

  • 肩ノ小屋
  • 場所:乗鞍岳北方下大雪渓上部
  • 電話:0263-93-2002
  • FAX:0263-92-2003
  • 営業期間:6月下旬~9月30日まで

まとめ

ここでは説明できないほどのビュースポットとアクティビティがある乗鞍岳は、日本でも有数の"遊べる山"です。

ハードな登山は自信がない、という方でも基本的なトレッキングの準備をするだけでアタックできる3000m級の山なのです。

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