阿蘇山

阿蘇山は九州・熊本にある活火山です。火の国熊本のシンボルとして全国的に見ても知名度の高い山であり、大規模な噴火活動が過去に何度も起きています。

断続的で活発な火山活動を示す常時観測火山の一つ、霧島火山帯に属しています。

火口丘に複数の外輪山があり、最高点の高岳の標高は1592mになります。

山域は阿蘇くじゅう国立公園に属し、日本百名山の他、日本ジオパーク・世界ジオパークにも認定されています。




阿蘇山について・概要

阿蘇山は山頂に火口丘があり、そこを外輪山が円を描くように囲むカルデラです。

カルデラの面積は380平方キロメートル、北海道の屈斜路湖に次ぐ日本第二位の大きさになります。

高岳・中岳・杵島岳・烏帽子岳・根子のピークは「阿蘇五岳」と呼ばれる火山群で、カルデラ内には往生岳や御竈門など他の火山もあります。

河川・湖沼があり、豊富な水資源を背景に深い緑に包まれる自然環境を持ちます。

1500種類以上の植物種と、それに依存する鳥獣・虫類も数多く生息する大自然が形成されています。

登山の人気シーズンは?

阿蘇山の登山人気シーズンは積雪期の終わる3月から、紅葉の終わる11月の中旬までと、非常に長期に渡ります。

山自体が知名度が高く、国内外から多くの登山者が訪れ、最盛期には混雑するほど。

高山植物の開花時期も6ヶ月以上あり、他山日程を組むのも容易です。

阿蘇山は太平洋側気候ですが、この地域としてはかなり平均気温が低く、夏場の避暑地としても知られています。

この山の魅力

阿蘇山の魅力は非常に多く、大平原が広がるカルデラや、大展望スポット大観峰・幻想的で非常に美しい鍋ヶ滝・パワースポット免の石や押戸石・名水百選にも選ばれている白川水源・強い神秘性を感じる上色見熊野座神社など、1日ですべて観るのが難しいほどです。

山麓には多くの人里や温泉・キャンプ場などがあり、様々なレジャーを楽しむことができます。

山腹には複数の交通網がはりめぐらされ、ロープウェイが中岳の近くまで伸びているので、体力に自信のない人でも登頂することが可能です。

山上にはトロッコ列車などの観光交通もあり、体力を使わず阿蘇山観光を楽しむことができます。

登山のレベル

噴火活動が著しく、険しいワイルドな印象のある阿蘇山ですが、登山レベルは中級程度です。

山道の整備が洗練され、事故の予防策が十分に行われているため、ファミリー登山ができるレベルなのです。

ただし、目指す峰によっては、峻険な岩壁を持つルートもあり、上級者でも楽しめるルートもあります。

北尾根には切り立つ岩壁があり、ロッククライミングのメッカでもあります。

主な登山ルート

阿蘇山はビュースポットが多く、またルートによって登山レベルにも差があるので、自分の能力と目的に合わせることが大切です。

仙酔峡登山口~縦走ルート

仙酔峡登山口をスタートし、鷲見平から火口縁に登頂、高岳→中岳へと縦走します。

そこから火口東壁展望台へ進み、仙酔峡登山口に戻りゴール。

標高差724m、総距離6.5㎞、所要時間3時間半になります。

日ノ尾峠登山口~縦走ルート

日ノ尾峠登山口をスタートし高岳東峰に登頂、月見小屋から高岳へ縦走。

帰りは仙酔峡分岐から高岳東峰→1300m地点まで下り日ノ尾峠へ戻ってゴール。

標高差718m、総距離6.5㎞、所要時間4時間半になります。

冬山登山はできる?

阿蘇山は冬登山も人気があります。

南国のイメージがありますが、1~2月などは積雪もあり、山頂などは白く雪をかぶります。

その年の天候にもよりますが、たいていは積雪があっても岩肌が所々見える程度ですので、豪雪地帯の冬登山とは違い安全性は高いといえます。

ただし、場所によっては岩登り・沢登りをするポイントもあるので、凍結やぬかるみなどには注意し滑落や転倒を防止しましょう。

山小屋情報

阿蘇山には避難小屋が一つあります。

テント泊やキャンプを楽しみたい人は、山麓にある」野営場やキャンプ場を利用するのもよいでしょう。

  • 根子岳地獄谷避難所
  • 場所:地獄谷入り口
  • 電話:0976-2-0385
  • FAX:なし
  • 営業期間:通年(無人)

まとめ

阿蘇山は典型的な複式火山であり、火山登山の愛好者にはたまらない魅力があります。

九州、そして日本の名峰である阿蘇山は、登山愛好家ならば一度は登ってみたい山でもあります。

そして当然のことながら、火山活動が著しい山なので、登山の前には気象庁などの火山活動情報を確認することも忘れずに。

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