笠ヶ岳

笠ヶ岳は岐阜県に位置する山の一つ。北アルプスに属し標高は2898m、山域は中部山岳国立公園に山域に含まれます。

古くから山岳信仰の対象となり、数人の高僧が登頂して開山しているが、最後に播隆上人により山頂に銅製の仏像を奉納し現存しています。

笠ヶ岳の山名は、頂上に笠をかぶったような特徴的な山容から名付けられています。




笠ヶ岳について・概要

笠ヶ岳は、飛騨山脈のどの山から見ても明確に認識できるほど目立つ山容をしています。

東面は切り立つ岩壁で険しい地形、その反対に西側斜面は樹木に覆われています。

山腹の至ることろに氷河遺跡が点在し、山頂の東側には大規模なカールがあります。

深い谷が多く蒲田川・高原川に流れ込む源流であり、山頂岩場以外は非常に自然豊かな環境を持つ山です。

登山の人気シーズンは?

北アルプスに属する笠ヶ岳は長い期間雪に閉ざされます。

残雪期も長く、新緑の時期とも重なり6月の下旬くらいから9月上旬までが登山の人気シーズンとなります。

紅葉の時期には天候が変わりやすく、年によっては降雪が早く始まることもあるので、十分な備えが必要です。

人気の高い山でもあるので、この短い登山シーズンには予想以上に山道や駐車場が混雑を見せることも少なくありません。

この山の魅力

笠ヶ岳の魅力は、その美しく個性的な山容です。

登山愛好家ならばきっと登攀意欲がかきたてられることでしょう。

また頂上付近の切り立つ岩壁は迫力があり、日本でも有数のロッククライミングのルートが存在します。

険しい山頂とは反対に、中腹以下ではブナ・ナラなどの原生林に覆われ、静かで涼しい山道が爽やかです。

笠ヶ岳は高山植物でも有名で、チングルマ・ミヤマキンバイ・ニッコウキスゲ・イワカガミなどが群生して花畑を作ります。

登山のレベル

笠ヶ岳の登山レベルは選択するルートによって違い、初心者から上級者まで楽しむことができます。

標高はほぼ3000m級の山岳と変わりませんが、かなりの標高の場所まで自動車道が通っていることや、新穂高のロープウェイを利用することもできるので、トレッキング気分で山頂までたどり着くことも可能です。

最も難易度が高いと言われているのは、南側のクリア谷から山頂に向かうルートと、東側から山頂の絶壁面に向かうルートです。

ロッククライマーなどの壁登攀を目的とする人は東側からアプローチすることが多いようです。

主な登山ルート

笠ヶ岳はバルエーション豊富な登山ルートがあります。

登山口の選択によって初心者向けから上級者向けまで難易度がかなり差があるので、熟慮する必要があります。

新穂高温泉~笠ヶ岳1泊2日ルート

新穂高温泉をスタートし、笠新道登山口からアプローチします。

稜線へ登り笠ヶ岳山荘で1泊目の宿泊。

2日目に笠ヶ岳へ登頂し、雷鳥岩→錫杖温泉→槍見温泉を通って中尾高原口でゴールします。

標高差2074m(登り)総距離18.7㎞、所要時間13時間半になります。

新穂高温泉~稜線縦走2泊3日ルート

新穂高温泉をスタートし、笠新道登山口を経由、小池新道登山口を経て弓折乗越へ登り双六山荘で宿泊。

2日目は双六岳へ縦走し、弓折乗越へ進み、大ノマ乗越へと縦走、笠ヶ岳山荘で2泊目。

3日目は笠ヶ岳から笠新道分岐へと下り新穂高温泉でゴールします。

標高差3494m(登り)総距離37.5㎞所要時間21時間半になります。

冬山登山はできる?

笠ヶ岳は冬山でもかなりの登山客が見られます。

国立公園内ですが、野営できる場所もあるので、冬キャンプを楽しみに来る登山客も多くいます。

ただし、笠ヶ岳の冬登山は時期と天候に気をつける必要があります。

厳寒期にはなりの積雪量になるため、ラッセルして進むことも少なくありません。

またホワイトアウトしてしまい、途中で登山を断念する方も多くいます。

山小屋情報

笠ヶ岳には多くの山小屋と山荘があります。

稜線上に多く分布しているので、登山プランを立てるときにチェックしておきましょう。

  • 笠ヶ岳山荘
  • 場所:笠ヶ岳頂上北道下鞍部付近
  • 電話:0578-89-2404
  • FAX:FAX兼用
  • 営業期間:6月25日~10月15日まで

まとめ

笠ヶ岳は北アルプスの中では比較的登るのが楽なルートがあり、多くの登山客を惹きつける魅力を持った山です。

登山口までのアクセスも良い方で、体力に自信のない方でも安全にアタックすることができます。

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