剣山

剣山は四国徳島県に位置する山です。徳島県では最高峰の山であり標高は1955m、四国山地に属します。

周辺の三嶺・塔丸・天神丸・高城山などと合わせて剣山地と定義されることもあります。

古くは信仰の山として栄え、現在では徳島のシンボルとして親しまれています。

山域は剣山国定公園に指定され日本百名山の一つ。




剣山について・概要

「剣」の語句が入る名称の山は、山頂が険しいことが一般的ですが、剣山は穏やかな山容で、頂上にも険しさは見られません。

石灰地層であり、鮎喰川・貞光川・穴吹山・勝浦川・那賀川の源流になります。

山の中腹にはブナ・シデなどの高木が立ち並ぶ原生林があり、山頂付近まで続きます。

山頂に鎮座する宝蔵石神社は巨大な磐座で作られ、異様なほどの迫力を放つパワースポットとして人気があります。

余談ではありますが、この磐座には古代イスラエルのソロモンの秘宝が納められているという伝説があります。

登山の人気シーズンは?

剣山の登山の人気シーズンは残雪期が終わる5月から紅葉が出始める10月中旬ころまでです。

とくに高山植物が花をつける6月からの夏山には多くの登山客で山道が混雑することもあります。

希少高山植物のキレンゲショウマの開花時期にも、植物愛好家が花を目的に訪れます。

7月下旬に執り行われる山頂の宝蔵石神社の神輿渡御では、多くの観光客と登山客が観覧しに集まります。

この山の魅力

剣山は展望が良いことでも知られています。

山頂付近にある「平家の馬場」と呼ばれる展望台からは四国山地の折り重なるような峰々が一望できます。

頂上に近づくにつれて高い樹木がなくなり、草原になるので、見晴らしの良い尾根を快適に登ることができるのも剣山の魅力の一つです。

クマザサを保護するための木道が整備され、トレッキング感覚で歩ける気軽さがあります。

登山のレベル

剣山は初級者から上級者まで楽しむことができます。

ただし、修験道で使われてきた歴史があることから、険しく歩行困難な場所も多くあるので、ルート選びは大切です。

尾根を進むルートでも、道が狭く滑落の危険性があるので、天候が悪い時などは十分な注意が必要になります。

初心者の方なら、登山用リフトが開通しているので、ルート距離を短縮させて難易度を下げることもできます。

主な登山ルート

剣山は自分の登山レベルや装備、その日のプランの目的によってルートを変えることができます。

軽いトレッキングと本気の登山をしたい場合とで使い分けましょう。

見ノ越~剣山ルート

見ノ越をスタートし、分岐を経て西島駅→御塔石→頂上ヒュッテを経由して剣山へ登頂します。

帰りはもと来たルートを引き返すピストンルートです。

標高差704m、総距離6㎞、所要時間2時間半になります。

初心者向けのルートです。

西島~剣山ルート

リフト駅の西島をスタートし、剣山へ直登します。

そこから剣山頂上ヒュッテへ進み、刀掛へ下り西島でゴールします。

標高差545m、総距離545m、所要時間2時間半になります。

リフトを使用した最短ルートになります。

冬山登山はできる?

剣山は冬登山ができます。

厳寒期には豪雪とは言わないまでも、それなりに積雪もあるので滑落や怪我には十分に注意する必要があります。

とくに、尾根伝いに歩く場合、先に行く登山者がなく、トレースが見つからないときには滑落の危険性が高まるので要注意です。

剣山の登山ルートは分岐が少なく道には迷いにくいので、積雪が多くない状態ならば単独でアタックすることも可能です。

山小屋情報

剣山には山小屋があります。水場やトイレ・宿泊などに利用できます。

  • 剣山頂上ヒュッテ
  • 場所:剣山山頂北東
  • 電話:0883-56-0966
  • FAX:FAX兼用
  • 営業期間:4月28日~11月23日まで

まとめ

四国で2番目の高さの標高を持ち徳島のシンボルでもある剣山は、それだけでも登攀意欲がかきたてられる山でもあります。

神秘的な伝承も多い剣山は、昨今の登山ブームで注目されつつある山でもあります。

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