
今年の夏は、尾瀬の燧ケ岳に登ってきました!こんにちはSakuraです!燧ケ岳は福島県にある山で、日本アルプスの山などに比べると、標高は低めですが、東北地方では最高峰の山ということもあり、1泊2日でチャレンジすることにしました。
また、燧ケ岳に登頂するコースはいくつかありますが、その中でも上級者向けの、尾瀬沼からナデッ窪を経由して登るコースを選びました。
登山を始めてから経験を重ねています。難易度の高いコースに登ってみたい思っていたので、このコースは私にとってうってつけのコースだと思います。
ただ、尾瀬にはお風呂のある山荘が多くあり、そのうちの1つである元湯山荘に泊まることにしたので、比較的に少ない装備で向かうことができ、非常にありがたかったです。
尾瀬に着くまで:尾瀬戸倉へは高速バス
まず、初日は新宿から高速バスに乗車し、尾瀬の近くにある尾瀬戸倉というバス停で下車しました。
バス停で降りると、空気が非常に澄んでおり、見える山々はとても美しかったです。
- 尾瀬・鳩待峠への高速バス
(サンシャインツァー)
尾瀬戸倉のバス停からは、タクシーをチャーターして、尾瀬の入り口である鳩待峠まで向かいます。
タクシーのドライバーがとてもフレンドリーだったうえ、車から見える風景をガイドしてくれたので、短い時間でしたがとても楽しむことができました。
鳩待峠に着いたら、持参していた昼食を摂りましたが、アイスクリームの売店もあり、すごく美味しそうだったので、ついつい買ってしまいました。
鳩待峠は観光客が非常に多く、賑やかな雰囲気で、登山前の緊張感も和らぎます。
しばらく休憩したら、いよいよスタートです!
尾瀬ケ原を縦断して山荘へ
まず、鳩待峠からは、尾瀬ケ原の入り口である山の鼻に向かいました。
この区間は、尾瀬ケ原の標高は鳩待峠より低いため下り坂になっており、あまり疲れることなく山の鼻に着くことができました。
山の鼻で少しだけ休憩したら、いよいよ尾瀬ケ原を縦断します。
山の鼻から尾瀬ケ原に出ると、一面に湿原が広がっており、遠くには翌日に登る燧ケ岳が見えました。
東北地方最高峰ということもあり、非常に立派な山です。
尾瀬ケ原を縦断している間は、湿原の中に敷かれた木の遊歩道を進んでいきます。
途中には小さな池が多くあり、池の周囲に生えている花がとてもきれいでした。
また、途中で多くの登山客にすれ違いましたが、とても良い人たちばかりで、挨拶や軽く会話を交わすなど、道中をとても楽しむことができました。
とはいえ、尾瀬ケ原を縦断はかなりの距離があります。
山の鼻の反対側である見晴に到着する頃には、それなりに疲れてしまいました。
しかし、今晩泊まる元湯山荘まではもう少しあります。
そこで、見晴でしばらく休憩してから元湯山荘に向かうことにしました。
元湯山荘にて来た道を振り返ると、尾瀬ケ原が広がっており、傾いてきた太陽のおかげでとてもきれいでした。
しばらく休憩したら、いよいよ元湯山荘へと向かいます。
元湯山荘へ向かう道は、尾瀬ケ原の道ほどひらけてはいませんでしたが、十分きれいで、思っていたより楽しむことができました。
元湯山荘に着いたら、早速チェックインをします。
元湯山荘の客室は、いわゆる山小屋よりも広く、まるで民宿のようでした。
元湯山荘での夕食は時間が決まっていたので、夕食の時間までにお風呂を済ませることにしました。
実はここのお風呂は温泉であり、少し濁っていて、とても快適でした。
ところで、元湯山荘のような尾瀬の山荘のお風呂では、シャンプーは歯磨き粉などの石鹸類を使うことができないようです。
これは、尾瀬の環境を守るためみたいですね。
お風呂を終えたらいよいよ夕食です。
夕食は山菜をふんだんに使った豪華なものであり、とても山荘の夕食とは思えないものでした。
量も多くあり、夕食を終えたら満足感で少し睡魔を感じてきました。
そこで、簡単に歯を磨いて、一休みしてから布団に入りました。
しかし、部屋に空調が無いからか、少し暑く感じられます。
なかなか眠ることができなかったので、思い切って窓を開けることにしました。
虫が入ってきてしまうかもしれないと思いましたが、眠れないと明日が不安です。
幸い、窓を開けたら冷たい空気が部屋に一気に入り、快適な温度になったので、すぐに眠りにつくことができました。
尾瀬沼から燧ケ岳に登頂へ
2日目は、燧ケ岳に登り、下山して東京まで帰らなければならないので、朝早くにスタートしなければなりません。
しかし、元湯山荘の方が早く出発する宿泊客向けにお弁当を作ってくれていたので、朝食には困りませんでした。
今回、燧ケ岳へ登山するコースは、尾瀬沼の沼尻からナデッ窪を経由するコースです。
岩が多く上級者向けのコースとのことでしたが、尾瀬沼の風景を楽しむことができる点や、私自身登山歴5年とそれなりに経験を積んできたので、このコースを選びました。
このコースで登るためには、まず元湯山荘から尾瀬沼まで向かう必要があります。
まず、昨日歩いた道を見晴まで戻り、そこから山道を抜けて尾瀬沼に向かいました。
登山口である尾瀬沼の沼尻には、沼のほとりに休憩所があり、風景を楽しみながら朝食を摂りました。
尾瀬沼には靄がかかっており、とても幻想的でした。
朝食を終えて一休みしたら、いよいよ燧ケ岳に登り始めます。
登り始めた当初は鬱蒼とした山道でしたが、段々と岩場に変わっていき、傾斜も急になってきました。
岩を掴みながら登っていく感じだったので、次第に手のひらが痛くなってきましたが、持参した軍手をつければ大丈夫でした。
しかし、上級者向けのコースということもあり、すぐに息が上がってしまいます。
そこで、こまめに休憩をとりながら、マイペースに登っていくことにしました。
休憩をとったときに後ろを振り向くと、急な傾斜を頑張って登ってきたからか、結構高く登ったことに気づきます。
いつの間にか尾瀬沼も小さくなっており、疲れていましたが達成感が徐々に高くなってきました。
辛い岩場はしばらく続きましたが、頂上が見えてくると、コースが次第に平坦になってきました。
標高が高くなってきたからか、周囲に木はなくなり、松のようなものが生い茂っています。
とはいえ、頂上まではもう少しあり、相当疲れが溜まっていました。
それでも、多めに休憩をとりながら登っていくと、ようやく頂上に着くことができました。
頂上からの風景には少し霧がかかっていましたが、尾瀬の風景を十分に楽しむことができました。
何より、登山口の近くにあった尾瀬沼も、とても小さくなっていました。
ところで、燧ケ岳には頂上がいくつかあります。
最初に登った頂上を一旦降り、隣にある頂上に登ってみると、その頂上は尾瀬ケ原に面しており、尾瀬ケ原全体を見渡すことができました。
御池バス停へ下山
しばらく頂上に滞在し、持参した軽食を摂ったら、いよいよ下山することにしました。
今回の登山では、御池バス停へと降ります。
降り始めてしばらくは眺めの良い山道でしたが、徐々に岩場へと変わってきました。
この岩場はとても急だったので、正直少し怖かったです。
ただ、岩場を終えてからは、熊沢田代や広沢田代など眺望が開ける箇所があり、振り向くと燧ケ岳が大きく見えました。
先ほどまで燧ケ岳の頂上にいたことを考えると、少し感慨深く思えます。
しかし、広沢田代を過ぎてからは、温度も上がってきたからか、じめじめした山道が続き、少ししんどくなってきました。
それでも、どうにか無事に御池バス停に着くことができました。
御池バス停で冷たい飲み物を買い、一気に飲みましたが、とても冷たくて印象に残っています。
御池バス停からは会津高原尾瀬口駅行きのバスが出ており、2時間弱で駅に着きます。
バスに乗って山道をくねくねと進んでいくうちに、睡魔に襲われたので、しばらく眠ってしまいました。
会津高原尾瀬口駅に着くと、電車までしばらく時間があり、駅に売店や食堂があったので、そこで時間をつぶしました。
会津高原尾瀬口駅から出ている野岩鉄道は東部鬼怒川線に接続しており、電車を何回か乗り継ぐだけで東京に帰ることができるので、非常に便利です。
相当疲れが溜まっていたので、これはとてもありがたかったです。
まとめ
今回、夏に登った尾瀬の燧ケ岳についてお伝えしました。
1泊2日で上級者向けのコースにチャレンジしましたが、終えてみると達成感があり、とても楽しかったです。
また、尾瀬の自然などを十分に楽しむことができたと思います。
尾瀬近辺には他にも多くの山があるので、それらにチャレンジしてみたいとも思いました。